アクセラ(AXELA)は、マツダが製造・販売する乗用車である。日本国外向けの車名はMazda3(マツダ3 )。ファミリアの事実上の後継車である。
長年親しまれた「ファミリア」(北米では「プロテージュ」、欧州などでは「マツダ323」)に代わる世界戦略車として、ボディサイズを拡大し、あらゆる面での実力を引き上げて開発された。ボディタイプは4ドアセダンと「スポーツ」と称する5ドアハッチバックの2種類を用意し、ファミリア同様、日米欧の3極をはじめ世界展開される、同社の中核車種である。なお、マツダにおいては小型乗用車に分類されているが、ボディサイズは他社のそれより一回り大きく、実質的にミドルセダン(1,800~2,000ccクラス)に相当する。
特に、ヨーロッパにおけるCセグメント車の市場を見据え、ボルボ・S40・V50とフォード・フォーカスとプラットフォームを共用して基本設計され、近年の大型化の流れを受けて全幅は1,745 - 1,770mmあり、エンジンの排気量にかかわらず全車3ナンバーとなる。ただし、ドアミラーを含めた車幅は日本の道路事情を考慮して5ナンバー車と同等の数値に抑えている。「スポーツ」の全長は3代目ランチア・デルタを除けば、同クラスハッチバック車としては最長である。
マツダスピードアクセラにはL3-VDT型2.3L直噴ガソリンターボエンジン「MZR 2.3 DISI(ディジー) TURBO」、LSD、6速MTが搭載された。補強された5ドアハッチバックボディが採用され、ホイールには18インチアルミホイール、ブレーキは前輪・12.6インチ(320mm)、後輪・11インチ(280mm)という大きいサイズのものが採用された。
欧州でのCセグメントというフォルクスワーゲン・ゴルフVやプジョー・307、オペル・アストラ等の超激戦区に本格投入された日本車の代表格。走りにこだわる欧州のユーザーに高い評価を得ており、2004年のヨーロッパ・カー・オブ・ザ・イヤーにてゴルフと並ぶ同率2位(日本車中1位。総合1位はフィアット・ニューパンダ)を獲得。アテンザに並ぶ新生「マツダ」の代表格となっている。2005年度にマツダはさらなる増産を決定。2006年8月末時点で国内生産累計台数は100万台を突破した。生産開始から3年2か月での達成は、マツダ車として過去最短記録である。その後、2008年10月末時点で世界累計生産200万台を、2011年4月26日時点で世界累計生産300万台を達成した。
マツダ・アクセラ(初代)
BK5P/BKEP/BK3P型
セダン(前期型、2003年10月 - 2006年6月)
04-06 Mazda3 s.jpg
セダン(後期型、2006年6月 - 2009年6月)
2007-Mazda3-Sedan.jpg
アクセラスポーツ 23S(前期型)車内
Mazda-axera-車内.JPG
販売期間 2003年10月 - 2009年
設計統括 谷岡彰(開発主査)
デザイン 土田康剛
乗車定員 5人
ボディタイプ 4ドアセダン
5ドアステーションワゴン[2][補足 1]
エンジン ZY-VE型 1.5L 直4 DOHC
LF-DE型 2.0L 直4 DOHC
LF-VE型 2.0L 直4 DOHC
L3-VE型 2.3L 直4 DOHC
L3-VDT型 2.3L 直4 DOHCターボ
※LF-VE型は4WD車専用、L3-VDT型はMSアクセラ専用
駆動方式 FF/4WD
変速機 5速MT
6速MT(MSアクセラ専用)
4速AT
5速AT
サスペンション 前:マクファーソンストラット
後:マルチリンク
全長 4,480 - 4,540mm(セダン)
4,400 - 4,485mm(スポーツ)
4,435mm(MSアクセラ)
全幅 1,745 - 1,750mm
全高 1,500 - 1,510mm
ホイールベース 2,640mm
車両重量 1,180 - 1,380kg(セダン)
1,210 - 1,400kg(スポーツ)
1,390kg(MSアクセラ)
別名 Mazda3(日本国外)
先代 マツダ・ファミリア
『ストライクウィッチーズ』 (英: STRIKE WITCHES、中: 強襲魔女) は、島田フミカネおよびProjekt Kagonish原作・角川書店企画のメディアミックス作品。コラム・漫画・小説・アニメなどがある。ファンからは「SW」「スト魔女」「ストウィ」「スウィッチ」「ストパン」の愛称でも親しまれている。
島田がコンプエース創刊号から連載していた、大戦中の空軍・陸軍兵器を擬人化したメカ少女のイラストコラム系企画であり、当初からメディアミックス企画として展開されることを念頭に置いて立ち上げられたものである。
しかし、OVAが出たのは2007年であり、同年には島田がキャラクター原案として携わった『スカイガールズ』が先にテレビアニメ化された。『スカイガールズ』と比較して、「ストライカーユニットと呼ばれる脚に装備する機械で飛行する」という島田の独特なデザインになっている。そのためか、クレジットでも原作と表記されている。また、作品の舞台となる世界では魔法が存在し使用されている。戦闘服は軍服および普段着の上着であり、島田のデザインの特徴が表れている。
OVA版制作は発表されたものの、その後の本作アニメの制作を担うGONZOの親会社であるGDHの経営不振によるアニメ制作の方針転換の影響をまともに受ける形で、販売時期と形態について二転三転、2007年1月1日にフィギュア・イラスト集とのセット販売で「ストライクウィッチーズ 2×2+3Dボックス 〜機械化乙女秘めごとパック〜」がとらのあなで限定発売された。
その後、2007年12月に再度アニメ製作が発表、2008年7月よりテレビアニメが放送開始され、同年10月まで全12話が放送された。漫画版も、月刊コンプエースで2008年3月号より再度、連載開始され、2009年1月号まで連載された。
アニメ版は平成20年度(第12回)文化庁メディア芸術祭審査委員会推薦作品アニメーション部門/長編(劇場公開・テレビアニメ・OVA)に選ばれている。
DVD第6巻とアニメ公式サイトにおいて第2期の制作が発表され、2010年7月から同年9月まで放送された。