滝尾駅(たきおえき)は、大分県大分市大字津守にある、九州旅客鉄道(JR九州)豊肥本線の駅である。駅周囲は古くからの住宅地です。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅である。互いのホームは構内踏切で連絡している。
無人駅で出札口があるだけの駅舎(出札小屋)のほか、小屋の外に自動券売機がそれぞれ設置されている。この出札小屋は、日豊本線の別府大学駅で使用していたものを同駅新築により当駅へ再利用したもので、新しく書き直された下に薄く「別府大学駅」の文字を確認することができる。
ICカード「SUGOCA」は入出場のみ対応しており、当駅でチャージや購入はできない。
ホームと出札小屋以外にはこれといった施設はなく、駅の付帯施設としては駐輪場と自動販売機があるのみである。なお、「JR 滝尾駅」の駅名看板は駐輪場部分に掲げられている。
のりば
1 ■豊肥本線 (上り) 豊後竹田・宮地・肥後大津・熊本方面
(下り) 大分方面
2 ■豊肥本線 (上り) 豊後竹田・宮地・肥後大津・熊本方面
ホームにはブロック造のホーム待合所があります。ホームは熊本側の構内踏切で結ばれています。
駅周辺
駅前に駐輪場があります。
駅正面側(北西側)には住宅地が広がる。裏側には碇山があり、碇山公園と熊野神社がある。その周囲には農地が広がっている。
名所・旧跡
碇山 - 碇島とも。当駅から2番のりば方向を望むと見える。2004年から毎年冬にイルミネーションが施されている。
曲石仏 - 大分県指定史跡。
滝尾百穴横穴古墳群 - 大分市指定史跡。滝尾中学校の校庭横にある。
大分社
公共施設
大分滝尾郵便局
大分市立滝尾中学校
大分市立滝尾小学校
大分市立森岡小学校
その他
碇山温泉
大分自動車学校 - 徒歩15分
道路
大分自動車道
県道56号中判田下郡線
当初は現在の滝尾駅よりもやや南の軒田と宮崎の中間で、現在の敷戸駅に近い位置に駅が設けられる計画だった。しかし、当時の滝尾駅の周辺には製糸工場、酒造所、醤油工場等があり、工場関係者が燃料とする石炭の運輸のために地元住民に働きかけて期成会を結成して陳情を行うとともに、用地を寄付して現在の位置に駅を誘致した。
1961年(昭和36年)に大分自動車専修学校が当駅の近くに移転してからは、学校の生徒でにぎわった。
年表
1914年(大正3年)4月1日 - 犬飼軽便鉄道の大分 - 中判田駅間の開業に伴い開設。
1928年(昭和3年)12月2日 - 所属路線が豊肥本線に改称。
1966年(昭和41年)4月1日 - 業務委託化。
1971年(昭和46年)10月1日 - 貨物取扱廃止および無人化。
1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により九州旅客鉄道が継承する。
2012年(平成24年)12月1日 - ICカード「SUGOCA」の大分地区でのサービス開始に伴い、当駅での供用を開始する。
2018年(平成30年)3月17日 - 駅遠隔案内システム「ANSWER」を導入。
滝尾駅
たきお
Takio
◄敷戸 (2.7km)(5.1km) 大分*►
所在地 大分県大分市大字津守
北緯33度12分33.56秒
東経131度37分22.98秒
所属事業者 九州旅客鉄道(JR九州)
所属路線 豊肥本線
キロ程 142.9km(熊本起点)
電報略号 タキ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度- 408人/日(降車客含まず)
-2016年-
開業年月日 1914年(大正3年)4月1日
備考 無人駅(自動券売機 有)
駅集中管理システム(Smart Support Station)採用
* この間に下郡信号場有り(当駅から2.9km先)