宇多野駅(うたのえき)は、京都府京都市右京区宇多野長尾町にある京福電気鉄道北野線の駅。駅ナンバリングはB4。開業時から高雄口と称した当駅ですが、2007年に周辺の地名ととった現駅名に改称されています。
駅構造
現在の駅の各種掲示。ラインカラーの青で統一されている。写真パネル「嵐電界隈館」も見える。
千鳥式2面1線ホームを持つ地上駅。帷子ノ辻方面行きホームには東側のみに1ヶ所、北野白梅町方面行きホームには2ヶ所に出入り口がある。北野白梅町方面行きホームの向かい側に、かつて行き違い設備があったことを偲ばせる苔むしたホーム跡がある。
戦後は長らく北側ホームのみであったが、1982年の車両のワンマン式化に際し、現在の帷子ノ辻行きホームが新たに後付けで設けられた。
駅周辺
当駅と隣の鳴滝駅との間では、線路の両脇にソメイヨシノが植えられ桜並木となっており、「嵐電 桜のトンネル」と呼ばれている。
京都市立宇多野小学校
嵯峨野病院
聖イエス会本部、嵯峨野教会
京都宇多野郵便局
福王子神社
その他、寺院多数。
西日本JRバス、京都市営バス「福王子」停留所
その他
かつてABC系で放送された土曜ワイド劇場『京都殺人案内』には、劇中で音川刑事(藤田まこと)の自宅の最寄駅という設定で登場し、ロケが行われた事がある。2018年4月上映の『ママレード・ボーイ』のロケ地としても使用された。
開業時の駅名は高雄口駅(たかおぐちえき)で、当地が駅北西にある景勝地高雄への玄関口に当たる地であることに由来する。かつての駅名標には、旧仮名遣いに則り平仮名で「たかをぐち」と表記されていたのが特徴。
ちなみにローマ字表記は「TAKAOGUCHI」となっていたが、近隣にある一部の観光案内図には「TAKAWOGUCHI」と表記されているものもあった。
1925年(大正14年)11月3日 - 京都電燈が経営する嵐山電鉄北野線が北野 - 高雄口間で開業した際に高雄口駅として開業。
1926年(大正15年)3月10日 - 高雄口 - 帷子ノ辻間が開業。帷子ノ辻駅で嵐山本線と繋がる。
1942年(昭和17年)3月2日 - 路線継承により京福電気鉄道の駅となる。
2007年(平成19年)3月19日 - 宇多野駅に改称。
宇多野駅
うたの
Utano
◄B5 御室仁和寺 (0.4km)(0.5km) 鳴滝 B3►
所在地 京都市右京区宇多野長尾町
北緯35度1分37.89秒
東経135度42分34.82秒
駅番号 ●B4
所属事業者 京福電気鉄道
所属路線 ■北野線
キロ程 2.1km(北野白梅町起点)
駅構造 地上駅
ホーム 千鳥式2面1線
乗降人員
-統計年度- 493人/日
-2017年-
開業年月日 1925年(大正14年)11月3日