れぴーどエクセル
1995年8月9日就航、三保造船所建造(第342番船)、鉄道建設・運輸施設整備支援機構共有
航路名 佐世保~神浦
双胴船(そうどうせん、カタマラン、Catamaran)とは、2つの船体(ハル、Hull)を甲板で平行に繋いだ船。南太平洋ポリネシアの原住民が、古来より用いていたカタマランは、双胴船の一種であり、英語などのヨーロッパの言語では、双胴船の意味でそのままこのカタマランの語を用いることが多い。
2艘の船をつないだ形状であることから、下部船体を細長くしても広いデッキ(甲板)が作れる。 これにより安定性が高くて傾き(ヒール)が小さく、また水面下の船体形状を細長く出来ることから巡航速度を高くすることができるため、外洋ヨットのデザインとして採用されることも多いが、モノハル(Mono-hull)と呼ばれる単胴型の通常のヨットに比べるとヒールには強いものの、一旦転覆すると転覆したまま「安定」してしまうので復原性が悪くなるデメリットがある。
また、旋回などの運動性能が劣るため、軍艦などには不向きとされてきたが、近年では、流体力学を用いた船舶工学の発展により、高速化・低燃費化に成功した。双胴船の考えは古くからあったが、これまでの木製・鋼鉄製の船体では、2つの下部船体とそれらを結合する上部船体により多くの構造部材を必要としており、また水との接触面積が広くなるために抵抗が増す不利もあるため、単胴船二隻に比べて総合的に優位に立つことが出来なかったが、小水線面積双胴船(SWATH)船型の採用や20世紀末頃から軽量なアルミ合金やFRP製の船体が使用可能になると、高速航行が求められる観光船やカーフェリーといった客船を中心に実用的な船が作られている。最近のアメリカスカップなどではACCのように炭素繊維を用いて軽量に作られた双胴船の左右にL字型の水中翼(ダガーボード)を設置し、高速時には船体を完全に浮上させて戦われるようになった。これと翼状のセール(ウイングセール)により、最高速度が時速80キロを超えるようになっている。
船舶番号 133640
信号符字 JM6500
IMO番号 8889907
船籍港 佐世保
船主名 西海沿岸商船(株)
鉄道・運輸機構
運行者 西海沿岸商船
就航航路 佐世保~面高~大島~松島~瀬戸~池島~神浦
造船所名 三保造船所 大阪
建造番号 342
起工年月 1995年3月
竣工年月 1995年7月
就航年月 1995年8月9日
総トン数 134トン
全長 30.65m
型幅 8.50m
型深さ 2.71m
機関 ディーゼル×2
機関馬力 4,076PS
航海速力 32.00ノット
旅客定員 245名
西海沿岸商船株式会社(さいかいえんがんしょうせん)は、長崎県佐世保市の海運会社。佐世保港を起点に西彼杵半島沿岸と離島である大島、松島、池島を結ぶ航路を運航している。
概要
佐世保港を起点に西彼杵半島北部の面高港、大島の肥前大島港、松島の釜浦桟橋、瀬戸港、池島の池島港、神浦港を結ぶ高速船および松島 - 瀬戸 - 池島 - 神浦間でフェリーを運航している。江崎海陸運送が同航路を運航する松島 - 瀬戸を除いて、唯一の航路で、島民の通勤・通学・通院など本土への交通、食料品・郵便物などの物資輸送を担っている。就航地のうち、佐世保港は佐世保市、面高港、大島、松島、瀬戸港は西海市、池島および神浦港は長崎市に属する。
1999年11月に大島大橋が長崎県道路公社が管理する有料道路として開通、その後、2011年4月に無料開放されるなど、大島と本土が陸路で結ばれたことで輸送量が減少、池島では2001年11月に池島炭鉱が閉山したことで、閉山当時約2,700名いた島民が約330名となり、こちらも輸送量が激減するなど、厳しい航路環境にある。そのため、長崎県を中心に九州運輸局、長崎市、西海市および当社が参加する「佐世保 - 神浦航路のあり方検討会議」が開催され、住民アンケートの結果などから、学生の通学に配慮したダイヤの設定、 廃棄物処理業者やバス事業者との運航時刻調整など対策を行った上で、航路維持のため、老朽化していた「フェリーおおしま」を廃船として減便を行い、運航経費を削減した。
航路
高速船
佐世保 - 面高 - 大島 - 松島 - 瀬戸 - 池島 - 神浦
佐世保 - 大島10.5往復、佐世保 - 池島1往復、佐世保 - 神浦0.5往復、神浦 - 大島0.5往復(大島で佐世保行に接続)
面高は大島便3往復のみ寄港。大島便のうち2往復は大島造船所休業日は運休となる。瀬戸は神浦便1往復のみ寄港。
フェリー
松島 - 瀬戸 - 池島 - 神浦
松島 -瀬戸3往復、瀬戸 -池島6往復、池島 - 神浦1往復