ブルー・リッジ (LCC-19) は、アメリカ海軍の揚陸指揮艦。ブルー・リッジ級揚陸指揮艦の1番艦。艦名はブルー・リッジ山脈に因む。
その名を持つ艦としては3隻目。
現在、第7艦隊旗艦として横須賀港を母港としています。
艦隊の指揮を取るための専用艦であり、武装は軽微であるが、充実した指揮・通信設備を搭載しています。
海上における軍事行動においては、各艦・各部隊などにおける指揮・統制およびそれを可能にするための通信の確保は重要な問題です。
特に水上艦船のほか、陸上部隊、航空部隊が交錯する揚陸戦においては、指揮・統制の徹底、通信の確保は作戦の成否の鍵を握る重要な問題です。
アメリカ海軍は、戦艦・巡洋艦・航空母艦・輸送船などの大型艦に司令部人員を搭乗させ、指揮にあたらせてきました。
特に多くの司令部要員を必要とする揚陸戦の指揮艦については、戦闘艦艇の限られた司令部区画では手狭であるため、輸送船改造の指揮艦を用いていました。
1960年代において、アメリカ海軍が使用していた揚陸指揮艦は第二次世界大戦中に建造されたものであり、旧式化が進んでいた。それらを更新するために、本級は建造されました。
1963年から検討が開始され、1967年に1番艦が起工。1970年から就役しました。