キハ35形の老朽化が進んでいたため、国鉄・JR四国・JR西日本より譲り受けた車両です。国鉄・JRからの譲渡車両は12両。水島臨海鉄道ではキハ201 - 212、現在は4両在籍しています。MRT300形の新造や、朝・夕のラッシュ時の連結両数を減らしたことから、201,209が1995年3月、207が1996年3月、206が2001年4月、202が2002年9月で廃車となったほか、1996年1月に210が茨城交通に、1997年に211,212が島原鉄道に移籍しました。
キハ20 342・465・314・310・521・522・413・322 → キハ201・202・206・207・209・210・211・212
国鉄キハ20系気動車は、日本国有鉄道(国鉄)が1957年に開発した一般形気動車です。1965年までに系列合計で1,100両以上が製造され、日本各地で広く使用されました。この呼称は国鉄正式の系列呼称ではなく、同一の設計思想によって製造されたキハ20形・キハ21形・キハ22形・キハ25形・キハユニ25形・キハユニ26形・キハ52形の各形式、およびこれらの改造による派生形式群を趣味的・便宜的に総称したものです。
キハ20形の基本形式。暖地向けの両運転台、1エンジン形で、4位側の乗務員室にやや食い込むかたちで便所を備える。1957年から1965年に製造された。298・299のように北海道に新製配置されたものや、多客期に渡道したものもあり日本全国で用いられました。
戦前形の機械式気動車キハ04・キハ05・キハ06、キハ07の取替時期に丁度当たっていたこともあり、大量に製造されました。0番台は初期形のバス窓車、200番台は改良形構造。最終期に製造された500番台では室内灯が蛍光灯になり、暖房装置も温水式となり、台車もDT22C・TR51Bに変更されています。ローカル線向けの簡易郵便荷物車として0番台を改造した600番台が2両、200番台を改造した650番台が1両存在した。これらは客室の一部分が郵便荷物室兼用となっており、その部分はロングシートとなっていて、仕切り用のアコーディオンカーテンが取り付けられていました。