東中津駅は、大分県中津市大字是則字古開にある、九州旅客鉄道(JR九州)日豊本線の駅です。
中津市郊外の周囲は田園風景も目立つ住宅地が広がっていますが工業地域の様相も呈す。付近は果物が栽培されていて7月にはブドウ狩り、梨狩りが楽しめます。
単式ホーム2面2線の設備を有する地上駅。
駅舎は昔ながらの白壁の木造駅舎(財産標には大正4年5月30日)です。窓などはサッシ化されて駅舎全体は綺麗に整備されています。
互いのホームは屋根のない跨線橋で連絡しています。駅の北側には、かつての貨物ヤード跡が空地となって残っています。ホームには一部レンガ積みの土台を見る事が出来ます。
九州交通企画が駅業務を受託する業務委託駅で、マルスは無いがPOS端末が設置されています。改札は行っていません。
ICカードSUGOCAは乗降とチャージのみ対応。待合室にはFRPの椅子が設置されています。
1901年(明治34年)5月25日 - 大貞駅(おおさだえき)として初代豊州鉄道が開設。
1901年(明治34年)9月3日 - 豊州鉄道を初代九州鉄道が買収。
1907年(明治40年)7月1日 - 九州鉄道が国有化、帝国鉄道庁が所管。
1952年(昭和27年)11月15日 - 東中津駅(ひがしなかつえき)に駅名改称。
1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により九州旅客鉄道が継承。
2012年(平成24年)12月1日 - ICカードSUGOCAの取扱開始。
電報略号 ヒナ
ヲサ(大貞駅時代)
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度- 292人/日(降車客含まず)
-2010年-
開業年月日 1897年(明治30年)9月25日
備考 業務委託駅
* 1952年に大貞駅から改称。
豊州鉄道(ほうしゅうてつどう)は、かつて福岡県と大分県で路線を建設、運営した鉄道事業者でした。
現在の九州旅客鉄道(JR九州)日豊本線行橋 - 柳ヶ浦間、日田彦山線田川後藤寺 - 豊前川崎間、平成筑豊鉄道田川線行橋 - 田川後藤寺間などにあたる路線を運営していた。田川地域の石炭搬出を主目的として設立された。行橋には石炭搬出の港が無く、九州鉄道の路線を経由して門司へ搬出していた一方、田川の中心である伊田にも九州鉄道が(合併した筑豊鉄道の路線を延長して)進出してきて、両端を挟まれることになった。門司の北東にある田ノ浦に港を築き路線を延長する予定であったが実現せず、九州鉄道に比率1:1で合併した。本社は福岡県京都郡行橋町(現:行橋市)に所在した。1901年(明治34年)9月3日に初代九州鉄道に吸収合併された。