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出町柳駅 京阪電気鉄道

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出町柳駅(でまちやなぎえき)は、京都府京都市左京区にある、叡山電鉄・京阪電気鉄道の駅。駅番号は京阪電気鉄道がKH42、叡山電鉄がE01。

「出町柳」で鴨川左岸(東側)の当駅周辺の地名として定着しているが、元は出町と柳の二つの地名を合わせた駅名である。出町は鴨川右岸(西側、上京区側)の河原町今出川付近一帯を指す俗称、柳は鴨川左岸(東側、左京区側)の当駅周辺の字である(なお、叡山電鉄側の現所在地が「左京区田中上柳町」、京阪電鉄側の現所在地が「左京区田中下柳町」である)。


島式ホーム1面2線を有する地下駅。ホームは10両分の長さがあるが、大阪寄りの約2両分は使用されておらず、線路との間は壁となり今出川口への通路となっている。そのため、今出川口からホームまでの動線距離が長い。

改札口は北寄りの「叡電口」と、南寄りの「今出川口」がある。鴨川へ排水する雨水用下水道幹線が今出川通の下を通っているため、叡電口側と今出川口側は改札外のコンコースで繋がっていない。双方の改札口間はホームまたは地上を経由して行き来する。

叡電口は叡電駅舎内とその周辺および今出川通北側につながっている。叡電駅舎内からコンコース階に下りた地点と改札口は少し離れており、下り下段のエスカレーターはロングエスカレーターと称され、下りた先の部分がそのままムービングウォークとなって、改札口近くまでつながっている。

今出川口は今出川通南側の出入口につながっている。今出川通を経由する西行きのバス停に近い。利用時間は7:00から21:00までである。ただし、毎年8月16日夜には、駅近辺を主体に開催される大文字五山送り火観客に対応して、利用時間を30分延長することがある。

今出川通と川端通の交差点四隅の4か所の出入口のうち南側の2か所は今出川口、北側2か所は叡電口の改札コンコースに繋がっている。

道路からほぼ平面の叡山電鉄駅舎内から叡電口コンコースへの通路と、叡電口コンコースからホームへはエレベーターが設置されており車椅子等での移動が可能である。

当駅は始発駅であることから、以前は独自の発車メロディが流れており、特急・K特急の場合は『牛若丸』のアレンジ曲であった。2007年6月17日からは向谷実作曲による発車メロディが導入された。K特急の発車時は『出町柳から』が使用されていたが、2008年10月のダイヤ改正でK特急の設定が廃止されたため、同時に使用終了となった。しかし、2009年12月の臨時快速特急(中之島行)運転時に使用された。2016年3月19日のダイヤ改正では、京橋~七条間ノンストップの列車(快速特急)が再び設定され、『出町柳から』のメロディも復活したが、2017年8月5日に向谷実作曲の快速特急用メロディが導入され、再び使用終了となった。

京都における終端駅であることから、列車で「京都出町柳駅」と行き先案内することがあった。2003年秋のダイヤ改正以降は使われなくなったが、電光掲示板およびLED式の行先表示機を搭載した車両ついては、2017年7月より大阪府内の駅で「京都 出町柳」と表示されるようになった。

駅ホームのカラーリングは黄緑である。

のりば
番線 路線 行先
1・2 ■鴨東線・京阪本線 中書島・枚方市・淀屋橋・中之島線方面
両ホームとも8両編成の停車が可能。特急は通常は2番線からの発車となる。快速特急は2番線のみの発車となる。当駅の大阪寄りに引き上げ線が1線あり、折り返し列車の調整などで使用する。

快速特急・特急・通勤快急・快速急行の乗車扱い
開業から2017年2月24日までの間、快速特急・特急・通勤快急・快速急行のうち、転換クロスシート装備列車(8000系・新3000系)は当駅到着時に少し手前の停車位置に止まり、乗客を全部降ろしてからいったんドアを閉め、転換クロスシートの向きを変え、車内整理を行ってから少し前進して本来の乗車位置でドアを開けて乗客扱いをおこなっていた(ただし、回送列車の折返しを除く)。これは乗車と降車のドア扱いを分離する目的があるほか、車内に乗客がいる状態で転換クロスシートの自動転換作業を行うと危険であるという理由もあった(早朝及び夜間時、人身事故などによる遅延時には行わない)。2013年まで存在したテレビカー設置車両(8000系および初代3000系の5号車)のみ、テレビの設置方向にあわせるため進行方向に対して後ろ向きに転換を行っていた。

座席転換作業の必要がないロングシートの6000系・7200系・9000系などを使用する列車であっても、乗降客分離のための停車位置変更は必ずおこなわれていた。ただし8000系を使用する当駅行き特急が到着後、大阪方面行き急行として折り返す場合は、この扱いはなされなかった。

2017年2月25日のダイヤ改正日から淀屋橋・出町柳駅における車内整理のための列車移動が廃止され、直接乗車位置まで列車が来て停車し、車内整理(車内清掃、座席転換等)後にそのまま乗車が可能な形に変更された(早朝及び深夜時は車内整理は行わない)。

モニュメント
京阪鴨東線の開通を記念して駅構内に元大谷大学教授下村良之介作の「月明を翔く」・徳力富作「洛北八景」・京都市立芸術大学教授福島敬恭作の「ダンシングブルー」が設置されている。

その他
列車運行管理システム ADEC(自立分散式運行管理システム)の19駅有る各信号取り扱い駅の一つで駅制御装置が配置され信号機やポイントの制御から駅の案内放送や行き先表示まで自動化されている。

災害対策として防災管理盤により駅設備はモニターリングされ、万が一の火災発生時には防火防煙シャッターの制御・排煙機の運転、避難路確保の為の自動改札機の開放、火災発生表示機の点灯・運転指令所への通報が自動またはワンスイッチでおこなえる。また地下駅の構内でも警察無線や消防無線が使えるように無線通信補助設備や防災電話などが完備されている。

設備の更新 1989年の鴨東線開通から25年以上たち老朽化した設備の更新が開始され、2015年(平成27年)1月9日~同月23日にかけてホーム階-地下コンコース間のエレベーター更新。蛍光灯のLED照明への更新、2017年に叡電口のトイレのリニューアル、同年5月23日同年7月中旬までかけて構内エスカレーター2基が更新される。

京阪 出町柳駅
でまちやなぎ
Demachiyanagi
◄KH41 神宮丸太町 (1.3km)
所在地 京都市左京区賀茂大橋東詰
駅番号 KH  42
所属事業者 京阪電気鉄道
所属路線 ■鴨東線
キロ程 2.3km(三条起点)
淀屋橋から51.6km
電報略号 出(駅名略称方式)
駅構造 地下駅
ホーム 1面2線
乗降人員
-統計年度- 38,647人/日
-2017年-
開業年月日 1989年(平成元年)10月5日
備考 所在地は同社公式サイトに準拠(町域はおおむね田中下柳町に位置する)。


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