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尼崎駅 (阪神電気鉄道)

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尼崎駅(あまがさきえき)は、兵庫県尼崎市東御園町にある、阪神電気鉄道の駅。駅番号はHS 09。住所の東御園町は、駅の部分だけがこの町名であるため、地図ではスペースの都合で省略されていたり、索引には載っていない場合がある。

 

仕事で大切なことはすべて尼崎の小さな本屋で学んだ   徹也, 川上 ポプラ社

 


西日本旅客鉄道(JR西日本)にも同じ駅名の尼崎駅があるが、直線距離で 1,800m程離れている。このため、一般的には、当駅を「阪神尼崎」「阪尼」、JR駅を「JR尼崎」「J尼」と区別することが多い。
阪神電気鉄道が神戸三宮駅以東で運行している全ての種別が停車する唯一の駅。

昼間時間帯は当駅で急行と普通が緩急接続を行う。また大阪梅田 - 当駅間の急行は、基本的に大阪難波方面に直通する快速急行と接続して神戸三宮方面へのアクセスを確保している。
阪神なんば線と本線間を直通運転する快速急行は6・8・10両のいずれかの編成で運転されるが、本線各駅のホーム有効長の関係から、平日の8・10両編成で当駅に到着した列車は4番線で大阪難波・奈良側の2両または4両の解放作業を行い、当駅 - 神戸三宮駅間は6両編成で運行される。なお、土曜・休日は6・8両編成のいずれかで運行されるため、解放作業は行わない。


駅構造
島式ホーム4面6線を有する高架駅でホームは2階にある。改札口は1階にあり、旧来の西改札に加え、2007年3月17日より北改札が新設され、2か所となった。
新設された北改札口のコンコースは、1990年代前半、駅北側に隣接する「市立阪神尼崎駅前駐車場」の地下搬入路を建設した際、軌道下の盛土高架とともに掘削したため生じた空間を架道橋として整備、のちに利用されたものである。なお、当時からコンコースとしての計画があったかどうかは不明である。

のりば
番線 路線 方向 行先 備考
1 ■■本線 上り 野田・大阪(梅田)方面 

3 ■阪神なんば線 - 西九条・ドーム前・難波・奈良 名古屋・伊勢志摩方面 
4 ■■本線 下り 甲子園・神戸(三宮)・明石・姫路方面 阪神なんば線からの電車
5 梅田方面からの電車
6
このほか、4番線は阪神なんば線からの当駅止まり列車の降車ホームとしても使われている。該当列車は4番線で乗客を降ろした後、ホーム西側の引き上げ線で折り返して、改めて大阪難波方面行きとして3番線に入線する。

2番線は本線上りホームと阪神なんば線上りホーム、5番線は本線下りホームと阪神なんば線下りホームで挟まれる形となり、本線と阪神なんば線相互の同一平面上での対面乗り換えが可能となる。梅田・難波方面を例に取ると、3番線のなんば線ホームから2番線の本線列車へ、さらには、その2番線列車を通り抜けて1番線の本線列車へ、直接乗換えることができる。そのため、配線上では2番線と5番線が主本線ではあるが、緩急接続時には待避する普通列車の方が主本線に入線し、優等列車の方が待避線(1番線および6番線)に入線する形にすることで、円滑な乗り換えができるようにしている。なお、2番線は大阪難波方面への発車にも対応している。

 

尼崎の一番星たち   沖田 臥竜 サイゾー

 


ホーム有効長は、1番線と2番線(1番線側ホーム)は近畿日本鉄道車両6両編成対応の 130 m、2番線(3番線側ホーム)、3番線、4番線は近鉄車両10両編成対応の 215 m 、5番線、6番線は阪神・山陽電気鉄道車両6両編成対応の 120 mである。
4番線の乗車位置は阪神なんば線開業時1から10まであったが、編成両数に関係なく停止位置目標は同一であるため、2020年3月13日までは大阪難波・奈良側の乗車位置7 - 10は通常は当駅で解放される車両用であった、2020年3月14日のダイヤ改正で8両編成で尼崎より先を運転する編成があるため9 - 10が解放される車両用になっている。

利用可能な鉄道路線
阪神電気鉄道
本線
阪神なんば線
※当駅 - 大物駅間は両線の並立区間(二重戸籍)という扱いである。

阪神なんば線が西大阪線と呼ばれていた時代、列車発車時には梅田駅などと同様の発車メロディが流れていたが、延伸区間の開業に合わせて阪神なんば線に改称された後は使用を停止。本線と同じように必要に応じて電子ベルで乗車を促す形になった。2009年1月の駅改良工事の完了から同年3月の延伸区間開業まで2か月弱の短期間ではあったが、現行バージョンの発車メロディも使用されていた。
当初、尼崎駅が高架化された時点では、阪神なんば線上り線(大阪難波方面)は現在の1番線を使用する予定であり、尼崎駅を出ると次の大物駅までの間で阪神なんば線上り線が本線上下線をオーバークロスして大物駅3番線に入線する構想であった。そのため、1978年に大物駅が高架化された際も両駅がともに高架駅であるにもかかわらず、本線上下線は両駅間で一度地平に下りて再び高架橋を上る構造とされた。ただ、後に本線下り線が阪神なんば線上下線をオーバークロスする現在の形とされたものの、本線上り線は高架化されずそのままとされている。
2008年8月下旬にホームと改札口付近にLED方式の発車標が新たに設置され、同年9月10日からの使用開始と同時に旧来の幕式のものは使用を停止し、のちに撤去された。なお、3番ホームの新型発車標の案内部分には阪神なんば線開通に備えて「西九条 難波 奈良 名古屋 伊勢志摩方面」と表記されており、阪神なんば線開通以前は暫定的に上から「西九条方面」のシールを貼って使用していた。


1905年(明治38年)4月12日 - 阪神本線の開業と同時に開業。なお、尼崎車庫は前年8月に完成している。
1928年(昭和3年)12月28日 - 伝法線(西大阪線を経て現在の阪神なんば線)が当駅まで延伸される。
1963年(昭和38年)1月20日 - ホームの高架化が完了。
1964年(昭和39年)
2月 - ホーム有効長を98mから120mに延伸。
5月20日 - 伝法線が西大阪線に改称。
2001年(平成13年)3月10日 - 直通特急および特急の停車駅となる。
2003年(平成15年)
7月1日 - 施設改良工事を開始。これに伴い神戸高速鉄道に駅施設を譲渡。
7月26日 - 当駅 - 大物駅間立体交差工事に伴い、西大阪線の同区間が単線となる。
2006年(平成18年)11月12日 - 当駅 - 大物駅間を立体交差へ切替。本線神戸方面と西大阪線のホームを入替、3・4番線が4・5番線に改番。
2007年(平成19年)3月17日 - 本線大阪方面新ホーム(1・2番線)と、北改札口使用を開始。
2008年(平成20年)2月2日 - 西大阪線新ホーム(3番線)が使用を開始。北改札口と西大阪線のりばが直接連絡。
2009年(平成21年)3月20日 - 西大阪線が阪神なんば線に改称し大阪難波駅まで延伸。
2014年(平成26年)4月1日 - 駅番号導入。
2016年(平成28年)3月19日 - 区間特急の停車駅となる。

 

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尼崎駅
あまがさき
Amagasaki
所在地 兵庫県尼崎市東御園町93
北緯34度43分7.18秒 東経135度25分2.31秒座標: 北緯34度43分7.18秒 東経135度25分2.31秒
駅番号 ○HS 09
所属事業者 阪神電気鉄道
駅構造 高架駅
ホーム 4面6線
乗降人員
-統計年次- 54,167人/日
-2018年-
開業年月日 1905年(明治38年)4月12日
乗入路線 2 路線
所属路線 本線
キロ程 8.9km(大阪梅田起点)
◄HS 08 大物 (0.9km)(1.2km) 出屋敷 HS 10►
所属路線 阪神なんば線
キロ程 0.0km(尼崎起点)


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