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ひゅうが型護衛艦いせ ? 海上自衛隊

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いせ(DDH-182)は、海上自衛隊の護衛艦。ひゅうが型護衛艦の2番艦。艦名は令制国の伊勢国に由来し、戦艦(航空戦艦)伊勢に次いで二代目、海上自衛隊の護衛艦としては初代である。

「いせ」は、中期防衛力整備計画に基づく平成18年度計画13,500トン型ヘリコプター搭載護衛艦2320号艦として、アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド横浜工場で2008年(平成20年)5月30日に起工し、2009年8月21日にアイ・エイチ・アイ マリンユナイテッド横浜工場で挙行された進水・命名式において、防衛大臣政務官岸信夫により「いせ」と命名された。艦番号は当初DDH-146、建造番号2406号が与えられていたが、艦番号DDH-182、建造番号も2320号に変更されている。1番艦は「ひゅうが」です。

ひゅうが型護衛艦(ひゅうががたごえいかん、JMSDF DDH Hyūga class)は海上自衛隊のヘリコプター搭載護衛艦 (DDH)。海上自衛隊が過去に保有した護衛艦の中で全長、排水量共に最大規模の艦型である。


ひゅうが型は、多数の哨戒ヘリコプターを同時に運用できる広大な全通甲板を有するヘリコプター搭載型護衛艦である。
大きな船体容積と搭載ヘリコプターにより強力な人員・物資の輸送能力も有することから、災害派遣や強襲揚陸などの任務にも従前の戦闘艦より柔軟に運用でき、従来の護衛艦に較べて極めて多用途化されていることが本型の大きな特徴のひとつである。


本型は従来の軽空母や強襲揚陸艦の一部をも上回るほど巨大な船体を持つことから、事実上のヘリ空母として言及されることが多いが、海上自衛隊は第一義的に対潜戦を重視しており、前任のはるな型(43/45DDH)を踏襲して本型も「ヘリコプター搭載護衛艦(DDH)」に種別している。また、ハリアーのようなSTOVL型の戦闘機を運用する軽空母と比較されることも多いが、防衛省は本型での固定翼機の運用については公式にいかなる発表もしていない。


自衛隊のDDH運用の伝統から、一般的なヘリ空母より個艦装備が充実している。それは垂直発射システム、対潜魚雷発射管、大型大出力のバウソナー、新開発のC4Iシステムと多岐にわたり、艦自身が強力な対潜戦闘を展開することができる。建造中の22DDHが、最低限の自衛火器しか搭載しないとの対照的である。

海上自衛隊が1973年(昭和48年)の就役より運用してきたはるな型の1番艦「はるな」(43DDH)の老朽化が進んだため、後継として代艦建造計画が2000年(平成12年)の中期防閣議にて閣議決定され、3つの船型案が提示された。


従来までのDDHと同様に前部に構造物を持ち、後部を発着甲板とする案
艦橋構造物で前後の甲板を分断し、艦橋の前後にヘリコプター甲板を持たせる案
艦の全長に渡って障害物のない発着甲板を有する全通甲板型とする案
3つの案のうち、当初は第2案が、予想図では無く「イメージ図」という用語を伴って発表された。この図の段階でマストや煙突は右舷側に寄せられており、左舷側には前後の発着甲板をつなぐ大型のシャッターや大きな艦橋が置かれているだけだった。

このため、実際の船型は全通甲板の第3案に内定しており、航空母艦に近い形状で世論の反発を買うことがないように作った図であるとも言われている。2003年(平成15年)には、ヘリコプターの同時運用能力を高めるとの理由で、第3案の船型へと改められた予想図が発表された。


1番艦に続き、2005年(平成17年)度予算で2番艦が要求される予定であったが、ミサイル防衛関連に防衛予算全体が圧迫された為この要求は先送りとなり、2006年(平成18年)度予算で要求が行われ、その建造が認められた。



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