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用賀駅 東急電鉄 田園都市線

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用賀駅(ようがえき)は、東京都世田谷区用賀二丁目にある、東急電鉄田園都市線の駅である。駅番号はDT06。

駅名の由来:駅名は「用賀」の地名に由来する。この地名は仏教や禅とも関わりの深い「ヨーガ」 (Yoga) に由来するとの説がある

駅構造
東京都道427号瀬田貫井線の地下に相対式ホーム2面2線を有する地下駅である。地上の道路の形状に合わせ、ホームは下り線から見て進行方向の左側へカーブする部分に設置されている。上りホーム渋谷方・二子玉川方と下りホーム二子玉川方にそれぞれ非常出口が設けられており、渋谷方の非常口からは直接地上に、また二子玉川方の非常口からは南口につながる地下通路に出られる。各ホームに発車標が設置されている。

 

ウォーカームック 世田谷区Walker vol.1 三軒茶屋 二子玉川 61802-76 (ウォーカームック 175)     角川マーケティング(角川グループパブリッシング)

 


ホーム階から改札階まで、改札階から地上までの間でそれぞれエスカレータとエレベーターが設置されており、利用し移動することができる。改札階改札内には発車標が設置されている。定期券は専用の自動券売機のみで発売している。

非常用に、二子玉川駅方に渡り線を設けている。この渡り線の使用例としては、二子玉川周辺で実施される世田谷区と川崎市の花火大会時に長津田方面からの臨時列車の折り返し(ただし客扱いは二子玉川まで)に使用された例や2005年7月23日に発生した千葉県北西部地震により渋谷駅から先の東京メトロ半蔵門線が不通になり、二子玉川行きとなった電車が当駅で折り返したというものがある。そのほか事故や荒天の折り返し、深夜の試験列車の転線に使われた事例がある。2018年3月27日に発表された東急の2018年度を初年度とする中期3カ年経営計画の中で、渡り線の増設(両渡り化)が発表された。
トイレは改札口を出て正面にあり、多機能トイレも設置されている。

駅カラーは「みず色」で、ホーム壁の一部にみず色の線が引かれている。ただし、実際に使用されている色は、日本産業規格(JIS)が定めたJIS慣用色名での水色 (■) よりも青色に近くなっている。ホームの階段に近いほど壁に塗装してある駅カラーの幅は太くなり、ホームの端に行くほど白のタイルの割合が多くなる。これは、渋谷を除く旧・新玉川線地下駅共通のデザイン(駅カラーは各駅異なる)で、旅客の乗降の利便性向上のため、階段がどこに設置されているのかを表している。


当駅は北口と東口と南口の三か所の出入口があり、北口は世田谷ビジネススクエアと用賀駅バスターミナルに、東口は用賀商店街に、南口は平成ビル用賀に繋がっている。駅の地下部は世田谷ビジネススクエア地下階と直結している。

 

第十湯「用賀 藤の湯からの穴子白焼き」   田口佳宏  

 


上りホームの非常口地上出口はほぼ旧玉川線用賀駅駅舎があった位置で、地域団体により玉電用賀駅跡の石標が脇に設けられている。
2013年末(公式には2014年1月1日)に「世田谷ビジネススクエア前」という副駅名標広告がホーム駅名標に掲出された。

のりば
番線 路線 方向 行先
1 DT 田園都市線 下り 二子玉川・長津田・中央林間方面[9]
2 上り 渋谷・押上〈スカイツリー前〉・春日部方面


東急玉川線・用賀停留所時代
新玉川線(現・田園都市線)の開通前、1969年までは、現在の上りホーム先端付近の地上に東急玉川線(玉電)の用賀停留所があった。用賀の前後区間600mの専用軌道上にあった停留所には相対式ホーム2面が存在した。上りホームには出札窓口を備えた駅舎があり、上下ホームの間には構内踏切があった。駅南方には渡り線があり、渋谷からの折り返し列車も設定されていた。

 

世田谷区用賀 編   ハシマー ハシマー

 

そして、上りホーム南端からは新玉川線車両基地予定地への側線・引込線が敷かれていた。新玉川線起工式もこの予定地で実施されたが、着工後に同線の直通先が営団地下鉄(現・東京地下鉄)銀座線から半蔵門線へと規格変更され敷地面積が不十分となったことから、車両基地は建設されることなく後に世田谷ビジネススクエアの用地となっている。

駅周辺
世田谷ビジネススクエア
用賀駅前郵便局
東急コミュニティー本社
キャタピラージャパン本社
クロックスジャパン本社
エフエム世田谷
首都高速3号渋谷線用賀出入口
東名高速道路東京IC
玉川通り(国道246号)
環八通り
東京都道427号瀬田貫井線


砧公園
世田谷美術館
世田谷区役所用賀出張所
馬事公苑
世田谷区玉川台区民センター
世田谷区玉川台児童館
世田谷区玉川台図書館
用賀自転車等駐車場 - 区営有料
玉川警察署用賀交番
東京消防庁玉川消防署用賀出張所
世田谷用賀郵便局
世田谷瀬田郵便局
駒澤大学高等学校
三田国際学園中学校・高等学校
東京都立桜町高等学校
日本体育大学医療専門学校
世田谷信用金庫用賀支店
陸上自衛隊用賀駐屯地
海上自衛隊上用賀基地(東京音楽隊)

バス路線
周辺は世田谷区の中核的拠点の一つであり、旧・新玉川線の中間5駅では唯一、バスターミナルを備えている。上用賀・世田谷通り・用賀中町通り・駒沢通り方面への輸送を担うバス路線が当駅を中心に形成されている。

 

世田谷ライフマガジン 53 (エイムック 3123)   世田谷ライフマガジン編集部 エイ出版社

 


全路線が東急バス(東急トランセに委託)により運行され、担当の営業所は渋22系統が弦巻営業所、それ以外はすべて瀬田営業所である。
東名高速方面からの高速バスの乗り継ぎ
2010年5月21日から6か月間、東名ハイウェイバスなどの東名高速道路からの各ルートの上り便で、駅に近接する首都高速3号渋谷線の用賀パーキングエリアから当駅へ徒歩で乗り換え、田園都市線上り方向へ乗り継ぎができる実証実験を行った。用賀パーキングエリアに降車専用のバス停を設置し、そこから徒歩で当駅まで行き、田園都市線で渋谷方面へ向かうことによる、東京都心方面への到達時間短縮を期待したものである。この実験では、当駅から渋谷駅までの田園都市線が通常大人200円・ICカード195円のところ、大人・小児とも100円で乗車することができた。ただし、夜行バスについては対象外となっていた。
この実証実験は、首都高速道路では2008年から2009年にかけて実施され、本施策は2011年10月13日から本格運用に移行した。本乗り継ぎ策は八潮パーキングエリア→首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス八潮駅への乗り継ぎに次いで2例目となる。

用賀パーキングエリアでの乗り継ぎ乗車券の販売は2019年9月30日をもって終了することとなったが、販売終了後も渋滞時における用賀パーキングエリアでの降車は引き続き可能となる。


1907年(明治40年)4月1日 - 玉川電気鉄道(後の東急玉川線)用賀停留所開業。
1969年(昭和44年)5月10日 - 玉川線廃止にともない用賀停留所廃止。
1977年(昭和52年)
4月7日 - 新玉川線の駅として開業。
11月16日 - 日中に田園都市線直通快速を運転開始。
1978年(昭和53年)8月1日 - 半蔵門線開業により半蔵門線と直通運転開始。
1979年(昭和54年)8月12日 - 各駅停車も含め終日にわたって田園都市線と直通運転を開始。
1993年(平成5年) - 世田谷ビジネススクエア竣工に合わせ北口を改良。エスカレータ・エレベーターを設置。バスターミナルが整備される。
1994年(平成6年)1月17日 - 用賀中町通り - 用賀駅間の東京都道427号瀬田貫井線(旧玉電専用軌道)の開通により、用賀中町通りを経由するバスの用賀駅バスターミナルへの乗り入れを開始、同時に用賀付近のバス路線再編成を実施。


2000年(平成12年)8月6日 - 新玉川線が田園都市線に編入される。
2001年(平成13年)
3月 - 下りホームエレベーター使用開始。
10月 - 上りホームエレベーター使用開始。
2006年(平成18年)
6月22日 - 東京地下鉄8000系電車使用の上り急行電車が用賀駅を通過する際、10両編成中4両の車体とホームが接触し、車体とホームの双方に傷が付いた。通過速度を通常の時速75kmから時速50kmへ抑制。
2007年(平成19年)
3月18日 - ICカード「PASMO」の利用が可能となる。
4月5日 - 上記の事故を契機にして発覚した、梶が谷駅でのホームと電車の接触事故に対する処置完了に合わせ、前年から続けられた用賀駅での速度制限を解除。
2009年(平成21年)10月1日 - 管内再編により、当駅は三軒茶屋管内から二子玉川管内に移管される。
2018年(平成30年)3月11日 - ホームドアの使用を開始。

用賀駅
ようが
Yōga
(世田谷ビジネススクエア前)
◄DT05 桜新町 (1.3km)(1.8km) 二子玉川 DT07►
所在地 東京都世田谷区用賀二丁目39番
北緯35度37分35秒 東経139度38分2秒座標: 北緯35度37分35秒 東経139度38分2秒
駅番号 DT06
所属事業者 東急電鉄
所属路線 ■田園都市線
キロ程 7.6km(渋谷起点)


駅構造 地下駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度- 67,550人/日
-2019年-
開業年月日 1977年(昭和52年)4月7日
備考 東急電鉄直営駅
駅カラーは「■みず色」


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