線路上に降り積もった雪を排雪するモータカーです。前位、後位側共に排雪する為の雪鋤を装備し、軌道上の雪を排雪します。 雪の無い季節には、雪装備を取外し、レール運搬や、材料運搬のモータカーとして使用されます.単線仕様と複線仕様があります。
線路上に降り積もった雪を排雪するモータカーロータリーです。前位側には排雪する為の雪鋤を装備し、後位側には投雪するロータリー装置が装備されています。 雪の無い季節には、雪装備を取外し、レール運搬や、材料運搬のモータカーとして使用されます。
積雪地帯では、雪かき車の代用として営業線の除雪作業でもよく見かけることができる。正式な名称は軌道モーターカーラッセル、もしくは軌道モーターカーロータリーだが、「排モ(排雪モーターカー)」とも呼ばれる。特にモーターカーによるロータリー除雪について「モロ」と言う場合もあるが、一括りに「排モ」と言ってしまうことも多い。ロータリー型は通常は片側にV字型のラッセルヘッド、もう片方にロータリー装置を装着するが、日本除雪機製作所開発のHTR400RB型のようにロータリー除雪装置を双方に装着した車両[8]やHTM350VBのような両エンドにラッセル装置を装着し排雪を行う車両の他、新潟トランシス製のTMC500AS型のように可変式のラッセル装置を取り付け左右それぞれ任意の方向に排雪が可能になった車両があり、用途に応じて運用している。
ラッセル型
大型軌道モーターカー に排雪用のラッセル装置を取り付けたもの。形式は元の大型軌道モーターカー の形式にSをつけたものであるが、TMC400Sのみは他のTMC400系列とは全く異なり、エンジンなどが設置された機関室の上部に運転室と人員輸送室がある二層構造となっていて、1階部分が機械室の2階建て車輌のような特異な外観をしている。これとは別にTMC400Aにラッセル装置を取り付けた排雪用モーターカーも使用されていて、形式名はTMC400ASとなっている。
なお、JR北海道では、排雪用モーターカーHTR600形2両を連結し、両端にラッセル除雪装置を装着して総括制御運転することで老朽化したDE15形ディーゼル機関車の置き換えを行っている。
ロータリー型
ロータリー型の除雪モーターカーは国鉄が1960年代初頭より導入を始めた。国鉄時代は新潟鐵工所が製造を担当していた。セミセンターキャブの外観で,除雪用と走行用のエンジンを各1基装備している。国鉄分割民営化後に導入された新型機はエンジンが1基となりそれに伴い外観もエンドキャブのL型となっている。民営化後は新潟鐵工所以外のメーカーも製造に参入している。
新潟トランシス製の除雪用ロータリー付きモーターカーで、出力800馬力と600馬力の2種類がある。除雪装置には排雪板方式とロータリー方式の2種を備えており、出力800馬力のものは、通常開閉のみの「かき寄せ翼」が下降するという日本初の機構により、線路横の雪を掘り下げることができる。