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小野屋駅 (JR九州)久大本線

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小野屋駅(おのやえき)は、大分県由布市庄内町東長宝にある、九州旅客鉄道(JR九州)久大本線の駅である。

駅名は地名からではなく、開業当時に駅近くにあった「小野屋酒店」(2017年現在も営業中)の屋号から採られた。

駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅。互いのホームは跨線橋で連絡している。簡易型自動券売機が設置されている。駅舎は2007年に改築された鉄骨平屋建てのもので、多目的トイレ等を併設している。

JR九州鉄道営業が駅業務を行う業務委託駅だった[2]が、2016年4月より、無人駅となった。無人化当初より、当駅が最寄り駅である大分県立由布高等学校の通学生への定期券販売等に対応するため、由布市が委託した嘱託員が配置されている。

のりば
のりば 路線 方向 行先
1 ■久大本線 上り 由布院・日田方面
2 下り 大分方面

駅名の由来
庄内町東長宝地区周辺はかつて、大分郡阿南村字新連川と呼ばれており、明治時代に旧阿南村が誕生していた。駅名の由来となった「小野屋酒店」は、小野藤五郎が興した酒造店で、大正期にはもう名が知れ渡っていた。当時、小野屋酒店を営んでいた小野昂は、初代の阿南村村長にして、久大本線の前身である大湯鉄道の監査役であり、100株の大株主でもあった。そのため、小野屋酒店周辺には尋常小学校や阿南村役場などの施設が集積していた。すなわち、「小野屋(酒店)に行くこと」が「この地域(旧阿南村)に行くこと」と同義とされ、その屋号から駅名が採られた。全国的に見ても、個人商店の屋号を駅名に冠した例は珍しいという。

現在でも小野屋酒店を含め、小野屋旅館や小野酒造など、小野・小野屋を冠する店がこの地域に散在する。ちなみに久大本線の前身となった大湯鉄道を興したのは、小野駿一。

駅周辺
駅前に種田山頭火らの句碑がある。
大分県道540号小野屋停車場線
由布市コミュニティバス小野屋駅バス停
由布市コニュニティバス 小野屋駅裏バス停
大分県道52号別府庄内線
大分県道719号東長宝西線
由布市立阿南小学校
阿南郵便局
小野屋温泉
庄内タクシー小野屋営業所
竹田市コミュニティバス小野屋駅前バス停(大分 - 長湯温泉)
こちらは、名称上は「駅前」バス停だが、県道540号を下った大分銀行小野屋支店付近にある。
大分銀行小野屋支店
大分県立由布高等学校
大分県立庄内養護学校
国道210号

1915年(大正4年)10月30日 - 大湯鉄道大分市 - 当駅間開業により設置。
1922年(大正11年)12月1日 - 大湯鉄道が国有化され、鉄道省の駅となる。
1923年(大正12年)9月29日 - 久大東線の小野屋駅-当駅間の開通に伴い、開業。
1984年(昭和59年)11月1日 - 業務委託化。
1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により九州旅客鉄道が継承。
2007年(平成19年)3月18日 - 鉄骨造平屋建て(62.5m2)の駅舎に改築。
2008年(平成20年)3月15日 - ダイヤ改正により、ゆふ・ゆふDXが全列車停車(臨時停車)。
2009年(平成21年)3月14日 - ゆふ・ゆふDXの臨時停車を終了。
2016年(平成28年)4月1日 - 駅無人化。

小野屋駅
おのや
Onoya
◄天神山 (1.5 km)(5.0 km) 鬼瀬►
所在地 大分県由布市庄内町東長宝476-6
北緯33度11分6.81秒
東経131度27分8.65秒
所属事業者 九州旅客鉄道(JR九州)
所属路線 ■久大本線
キロ程 119.6 km(久留米起点)
電報略号 オノ←ヲノヤ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度- 340人/日(降車客含まず)
-2019年-
開業年月日 1915年(大正4年)10月30日
備考 無人駅


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