紀伊天満駅(きいてんまえき)は、和歌山県東牟婁郡那智勝浦町大字天満にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)紀勢本線(きのくに線)の駅である。
駅構造
線路西側(新宮方面に向かって左側)に単式ホーム1面1線を有する地上駅。棒線駅のため、新宮方面・紀伊田辺方面双方の列車が同じホームに発着する。カプセル型の簡易駅舎(待合所)を備え、その外壁にはタイルで海の絵が描かれている。
新宮駅管理の無人駅。簡易駅舎の内部に簡易自動券売機が一台設置されており、近距離の乗車券を購入することが可能であったが、老朽化のため、2013年12月10日をもって撤去された。2021年3月13日よりICOCAが利用可能になる。駅舎内にトイレがある。
駅周辺
勝浦の市街の北西端、那智に接する辺りに所在。紀伊勝浦駅から那智駅まで沿線には市街地が続いている。駅は市街地の中にあって周辺には小規模な商店街もある。付近の駅と同じく海には大変近い。
那智海水浴場
那智勝浦町立那智中学校
那智天満郵便局
那智勝浦町体育文化会館
那智勝浦町温泉病院
勝浦観光ホテル
和歌山地方法務局那智出張所
隣の駅とは両隣の駅とも1km前後と間隔が短く、大都市なみの距離である。
1912年(大正元年)12月4日:新宮鉄道の三輪崎駅から勝浦駅(現在の紀伊勝浦駅)までの開通に伴い、那智口駅(なちぐちえき)として開業。
1917年(大正6年)12月4日 - 天満駅(てんまえき)に改称。
1934年(昭和9年)7月1日:新宮鉄道が国有化され、紀勢中線の駅となる。駅名も紀伊天満駅(きいてんまえき)に改称。
1940年(昭和15年)8月8日:路線改称により紀勢西線の駅となる。
1959年(昭和34年)7月15日:再度の路線改称により紀勢本線の駅となる。
1962年(昭和37年)2月1日:貨物および荷物の取り扱いを廃止。
1985年(昭和60年)3月14日:無人化。
1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴い、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
2021年(令和3年)3月13日:ICカード「ICOCA」の利用が可能となる。
紀伊天満駅*
きいてんま
Kii-Tenma
◄那智 (0.9 km)(1.2 km) 紀伊勝浦►
和歌山県東牟婁郡那智勝浦町大字天満415-3
北緯33度38分12.13秒 東経135度56分4.50秒
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 W 紀勢本線(きのくに線)
キロ程 193.9km(亀山起点)
新宮から13.7 km
電報略号 テマ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗車人員
-統計年度- 42人/日(降車客含まず)
-2019年-
開業年月日 1912年(大正元年)12月4日
備考 無人駅
* 改称経歴
- 1917年 那智口駅→天満駅
- 1934年 天満駅→紀伊天満駅