車輪旋盤とは、工作物を回転させバイトなどで削り加工などを行う代表的な工作機械である旋盤の一種で、用途が比較的限定される旋盤の一つです。車輪旋盤は、鉄道車両の車輪の外周を切削するための旋盤のことです。車輪旋盤では、車輪を車軸に取り付けた状態で切削することができます。車輪旋盤は、”しゃりんせんばん”と読みます。
電車運行で車輪も空転や滑走が原因でフラット(片寄った減り方)が出来てしまいます。そのままでは振動も大きく、お客様の乗り心地も悪くなってしまいます。最悪の場合は事故を引き起こす原因にもなります。乗り心地をよくすべく、全体の凸凹をフラットにするため、車輪踏面(レールにあたる面)を均等にしている作業をおこないます。
JIS規格 工作機械-名称に関する用語(JIS B 0105)における、車輪旋盤の定義は
番号:21F5
用語:車輪旋盤(しゃりんせんばん)
定義:
鉄道車両の車輪を、車軸に取り付けたままの状態で、外周を切削する旋盤(付図9)。
機械の大きさの表し方:
切削できる車輪の最大及び最小直径並びに両面間の距離。
対応英語(参考):car wheel lathe