若狭本郷駅(わかさほんごうえき)は、福井県大飯郡おおい町本郷にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)小浜線の駅である。
駅構造
相対式ホーム2面2線で列車交換設備を有する地上駅。駅舎側のホームの方が2番のりば(上りホーム)で、1番のりば(下りホーム)へは跨線橋で連絡している。線路は両開きになっており、進行方向左側のホームに発着する。
おおい町内にある唯一の駅である。敦賀地域鉄道部が管理し、おおい町観光協会が駅管理および窓口業務を受託する簡易委託駅である。簡易委託駅であるが、改札業務が行われ、みどりの窓口が設置されている。なお、西日本旅客鉄道金沢支社は2030年度までにみどりの窓口ならびに委託業務を廃止し無人化する方針としている(実施時期は未定)。
駅舎は、1990年(平成2年)に開催された国際花と緑の博覧会(花博)で展示されていた「風車の駅」を移築したもので、「風車会館」とも呼ばれている。移築時に木造から骨組みだけ鉄骨造に作り替えたものの、平屋建ての延床面積330m2である。また、国道27号に面した「情報交差点ぽーたる」には、花博で走行した「ドリーム・エキスプレス義経号」のレプリカが展示されている。
のりば
のりば 路線 方向 行先
1 ■小浜線 下り 小浜・敦賀方面
2 上り 東舞鶴方面
接近警告器から鳴るメロディは、下りホームが「村の鍛冶屋」、上りホームが「アニーローリー」である。
かつて運行された「わかさ」などの急行列車は当駅に停車していた。なお、急行「わかさ」の廃止後は、小浜まで延長運転を行った特急「まいづる」が停車していた。
優等列車の廃止後は臨時快速が日曜・祝日を中心に運行されたことがあり、同列車も当駅に停車した。
駅周辺
国道27号沿いにあるが、駅舎はその反対側にある。駅舎側(駅南側)には役場・駐在所・消防署分署・金融機関の支店がある。駅付近は民家が密集するが、田畑が残っている所もある。駅から南へ抜けるとあみーシャン大飯を経て、若狭西部広域農道に至る。なお、若州一滴文庫は前述した広域農道から南へ下った所にある。
駅北側には「情報交差点ぽーたる」という情報案内所があり、その案内所の前には義経号(国鉄7100形蒸気機関車)のレプリカがある。国道沿いには商店が所々に点在し、駅の西側には総合運動公園・郷土史料館・図書館がある。
おおい町役場
情報交差点ぽーたる
若狭消防組合若狭消防署大飯分署
小浜信用金庫大飯支店
福井県農業協同組合大飯支店
小浜警察署大飯駐在所
おおい町総合運動公園- 愛称は「プレーパーク大飯」。
うみんぴあ大飯 - 道の駅・みなとオアシス
国道27号
福井県道・京都府道1号小浜綾部線
福井県道241号赤礁崎公園線
バス路線
駅前ロータリー内に本郷駅前バス停があり、 福鉄バスの本郷線と大島線が発着する。
1921年(大正10年)4月3日:官設鉄道(後に日本国有鉄道)小浜線の小浜駅 - 若狭高浜駅間延伸に伴い開業。旅客および貨物の取扱を開始。
1973年(昭和48年)3月15日:貨物の取扱を廃止。
1984年(昭和59年)2月1日:荷物扱い廃止。
1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道の駅となる。
1991年(平成3年)7月17日:駅舎移築。
1999年(平成11年)10月14日:中部の駅百選に選定される。
時期未定:みどりの窓口が営業終了〈予定〉。簡易委託を解除し、無人化〈予定〉。
若狭本郷駅
わかさほんごう
◄加斗 (4.6 km)(3.9 km) 若狭和田►
所在地 福井県大飯郡おおい町本郷153-1
北緯35度28分57.63秒 東経135度37分9.51秒座標: 北緯35度28分57.63秒 東経135度37分9.51秒
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 ■小浜線
キロ程 61.8 km(敦賀起点)
電報略号 ホコ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度- 281人/日(降車客含まず)
-2019年-
開業年月日 1921年(大正10年)4月3日
備考 簡易委託駅
みどりの窓口有
(e5489サービス対象外・カード支払不可)