大谷海岸駅(おおやかいがんえき)は、宮城県気仙沼市本吉町三島にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)気仙沼線BRT(バス高速輸送システム)のバス停留所である。元々は同社の気仙沼線の鉄道駅であった。鉄道駅の頃から道の駅大谷海岸と併設しており、日本一海水浴場に近い駅としても知られていた。
駅構造
道の駅大谷海岸に乗降場が設けられており、上り(志津川・柳津・前谷地方面)用と下り(気仙沼方面)用が前後に直列に設置されている。
ミヤコーバスの高速バス・路線バスが共用しており、同様に行き先に応じて乗降場を使い分ける。
バス乗降場に面して待合室が設けられ、バスロケーションシステムのモニターが設置されている。
道の駅のリニューアルオープンまでは、国道45号上に乗降場が設けられていた。
旧鉄道駅
震災発生前は単式ホーム1面1線を有する地上駅で、気仙沼駅管理の無人駅であった。
現在、駅があった場所は防潮堤及び砂浜の用地となっている。
駅周辺
道の駅大谷海岸 - 復旧整備事業にJRは約5000万円の負担金を拠出している。
大谷海水浴場 - 震災後閉鎖されていたが、2021年より海開きが再開された。
国道45号
三陸沿岸道路大谷海岸IC
JFみやぎ大谷本吉支所
気仙沼市大谷公民館
気仙沼市立大谷小学校
気仙沼市立大谷中学校
1957年(昭和32年)2月11日:日本国有鉄道(国鉄)気仙沼線の大谷駅(おおやえき)として開業。
1962年(昭和37年)2月1日:貨物取扱廃止。
1972年(昭和47年)2月1日:荷物扱い廃止。無人化。
1980年(昭和55年)3月3日:火災により駅舎が半焼。
1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により、JR東日本の駅となる。
1995年(平成7年)12月9日:合築駅舎である「はまなすステーション」が完成し、供用開始。
1996年(平成8年)4月:「はまなすステーション」が道の駅に登録される。
1997年(平成9年)3月22日:大谷海岸駅に改称。
2011年(平成23年)3月11日:東日本大震災で発生した津波により駅舎(道の駅に併設)は一部損傷。近くの砂浜が地盤沈下を起こして海が直近にまで近づき、危険になったことから同じ場所で営業再開するのは難しいと見られていた。
2012年(平成24年)8月20日:BRTで仮復旧。駅は国道上に移設。
2019年(令和元年)7月18日:防潮堤工事に伴い、駅を移設。
2020年(令和2年)4月1日:柳津駅 - 気仙沼駅間の鉄道事業廃止により、鉄道駅としては廃駅となる。
2021年(令和3年)3月28日:道の駅大谷海岸のリニューアルオープン(本開業)に合わせて道の駅敷地内に移設。
大谷海岸駅
Ōyakaigan
所在地 宮城県気仙沼市本吉町三島
北緯38度48分50秒 東経141度34分1秒座標: 北緯38度48分50秒 東経141度34分1秒
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 ■気仙沼線BRT
キロ程 58.3 km(前谷地起点)
駅構造 地上駅
乗車人員
-統計年度- 25人/日(降車客含まず)
-2022年-
開業年月日 2012年(平成24年)8月20日*
備考 無人駅
* BRTの駅としての営業開始日。JR東日本では鉄道駅開業日である1957年2月11日を開業日としている。
大谷海岸駅
おおやかいがん
Ōyakaigan
所在地 宮城県気仙沼市本吉町三島94-12**
北緯38度48分49.97秒 東経141度34分1.17秒
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
所属路線 ■気仙沼線
キロ程 58.3 km(前谷地起点)
電報略号 オヤ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1957年(昭和32年)2月11日
廃止年月日 2020年(令和2年)4月1日
備考 無人駅
* 1997年に大谷駅から改称。
** 2011年3月11日時点の所在地。
*** 東日本大震災により2011年3月11日から休止。翌年8月20日より同区間でBRT運行開始。