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唐津 洋々閣 夕食 

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 焼き物で知られる唐津は、豊臣秀吉の朝鮮出兵以来、城下町として栄えてきた。 明治時代から続く老舗の料理旅館としてこの町並みにとけ込んでいるのが「洋々閣」。

 主人の大河内明彦さん(六六歳)は、大学を卒業後、箱根富士屋ホテルの勤務を経て、家業を継いだ四代目。

 「昭和四十年代の高度成長期には、現代的なホテルに人は集まっても、旅館は見向きもされなかった。 当時は旅館というより、料理店としての営業が主でした。 でも、ここ一五年ぐらいは、昔ながらの風情のある旅館が見直されるようになって、値段の高い部屋から埋まっていきます」とのこと。

 1600坪の敷地内には、本館、東館、西館、宴会棟の四つの建物があり、広間二室のほか、客室は二十二室で、約八十人を収容する。 それぞれ改装を重ねながらも、木造のあたたかな感触を生かした、昔ながらの趣は健在。


玄界灘の海の幸でもてなす唐津の夕べ
 料理の内容は、玄界灘の魚介類をふんだんに使ったもの。、この地域でももっとも早くしゃぶしゃぶを献立に取り入れたのが「洋々閣」というだけあって、しゃぶしゃぶも知る人ぞ知る名物となっている。 それだけに、宿泊以外に、料理だけを食べにくる客も多い。

 器は、漆器、ガラスものの他は、主に唐津在住の陶芸家、中里隆氏の作品が使われている。 本館には「隆太窯ギャラリー」を設けて、そこで中里氏の作品を展示、販売している。 料理に加え、この器を目当てに遠方から訪れる客も多いという。

品のある料理でした。

 

〒847−0017
佐賀県唐津市東唐津2−4−40
0955−72−7181
0955−73−0604
info@yoyokaku.com


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