大野城駅の駅自体は大野城市にあり大野城市の代表駅ですが、駅の西側は春日市です。福岡県大野城市白木原一丁目にある、九州旅客鉄道(JR九州)鹿児島本線の駅です。福岡市のベッドタウン化の進行に伴い利用客が増加し、JR転換後に改称され、その後快速停車駅に昇格しました。近くに九州大学や春日高校があります。
大野城駅の歴史は1946年(昭和21年)6月10日に設置された春日信号場にまでさかのぼることができる。当時は太平洋戦争終結直後であり、当信号場は近くに設置された米軍春日基地専用線を分岐させる為のものでした。
その後1961年(昭和36年)10月1日に駅に昇格し白木原駅となる。一方西日本鉄道大牟田線(現:天神大牟田線)には既に白木原駅が存在していたが、西鉄側の駅は改称しなかったため、2つの「白木原駅」が存在し、利用者を混同させていた(両駅は役500mほど離れている)。やがて国鉄側の白木原駅は、1987年(昭和62年)4月1日の国鉄の分割民営化の後の1989年(平成元年)3月11日に大野城駅に改称し現在に至ります。
「春日」は近隣の春日神社に因んだ地名、「白木原」は朝鮮半島にあった新羅(しらぎ)の国に由来し、かつてこの地に朝鮮半島から渡来した新羅人の集落があった事から付いた地名、「大野城」は古代山城の大野城が由来の地名です。
相対式ホーム2面2線を有する地上駅で橋上駅舎。駅前広場も整備され、路線バスが乗り入れます。
九州交通企画が駅業務を行う業務委託駅で券売機は2台、みどりの窓口が設置されています。改札口には改札機が3台、液晶式の発車案内が設置されています。
ホームは、利用客の増加に合わせて上屋も延長されています。狭いホームにはエレベータを設置するスペースがなく、苦肉の策で北側に回廊が増設されています。
1 ■鹿児島本線(下り) 二日市・久留米・大牟田方面
2 ■鹿児島本線(上り) 博多・赤間・小倉方面
1946年(昭和21年)6月10日 - 春日信号場として運輸省が設置。
1961年(昭和36年)10月1日 - 駅に昇格、白木原駅(しらきばるえき)となる。
1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により九州旅客鉄道が継承。
1989年(平成元年)3月11日 - 大野城駅(おおのじょうえき)に駅名改称。現在の新駅舎での使用を開始。
2003年(平成15年)3月15日 - ダイヤ改正により、快速列車停車駅に昇格。
2006年(平成18年)6月1日 - 駅自由通路(改札外)エレベータ使用開始。
2007年(平成19年)3月1日 - 多目的トイレ・改札内エレベータ使用開始、同時にバリアフリー化。
2009年(平成21年)3月1日 - ICカードSUGOCAの利用を開始。
電報略号 オノ
駅構造 地上駅(橋上駅)
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度- 6,907人/日(降車客含まず)
-2011年-
開業年月日 1961年(昭和36年)10月1日
備考 業務委託駅
みどりの窓口 有
* 1989年に白木原駅から改称。