近江鉄道の米原駅は、駅周辺の整備工事に伴い2007年6月8日始発よりJR東口駅舎に隣接する場所に移転し、線路も駅手前の約1600m部分についてJR東海道本線下り本線沿いに移設されたが、営業キロの変更は行われていません。ホームは頭端式ホーム1面2線で、駅舎は仮設のものが設置され、移設工事のため6月1日 - 7日の間は米原駅 - フジテック前駅間がバス代行となりました。駅舎は2012年4月5日に新築移転し、米原市管理の東西自由通路東口(旧JR東口駅舎)と直結した。
なお、1998年のJR駅縮小前はJRの駅と隣り合っており、JR東口改札から階段を上がり旧1番ホーム経由で入るようになっていました。JR東口の移設後は完全に分離され、駅前広場を挟んで向かい合う形となっていました。駅舎は以前のままの二階建てで入り口が二階部分にあったため、駅前とは階段でつながっていました。
駅係員配置は7:00 - 18:00となっている。
近江鉄道米原駅プラットホーム
ホーム 路線 行先
1・2 ■本線 多賀大社前・八日市・近江八幡・貴生川方面
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線
開業年月日 1931年(昭和6年)3月15日
近江鉄道株式会社(鉄道事業 )の3つの路線は全線で電気運転となっています。電車はワンマン運転で、単行(1両)あるいは2両編成で運行しています。
かつては電力費節減を目的にレールバス(気動車)も使用していたが、コスト節減効果が思った程大きくなく、通勤通学時間帯の混雑対処困難や、あまりの軽量で踏切が正常に作動しないなど、小型車ゆえの弊害の方が目立ったため、導入から10年で使用を断念しました。
かつて東海道新幹線の建設に際し、自社路線との並行区間で鈴鹿山脈の眺望が遮られるという名目で国鉄に交渉し、補償金を得たという逸話が伝えられているが、真相は新幹線によって交差する道路の安全確認が困難となり、踏切改良、警報器設置などの「防護補強工事費」および新幹線の「併設による旅客収入減」等への補償を求めたというのが実際で、協議の末、実際に当時で1億円が支払われています。この時、影響の一つとして眺望も付記したことを新聞に「景観料」と面白く書き立てられて風評が広がったと、2000年に林常彦近江鉄道取締役(当時)は鉄道雑誌『鉄道ピクトリアル』で話しています。
主要駅である近江八幡駅や八日市駅でも1日の乗車人員は2008年度でそれぞれ2371人、2050人と3000人にも満たない。そのため赤字がでており、東近江市をはじめ沿線自治体が全額負担している。
2013年3月16日のダイヤ改正から、全路線が4つの区間に分けられ、それぞれの区間に愛称とラインカラーが設定された。本線(ほんせん)は、滋賀県米原市の米原駅から滋賀県甲賀市の貴生川駅までを結ぶ、近江鉄道の鉄道路線である。「近江線」「近江本線」などと呼ばれることがある。また、本線を始め近江鉄道各線は地元住民から「近江ガチャコン」「ガチャコン」と呼ばれることがある。本線の米原・高宮間および多賀線は「彦根・多賀大社線」でラインカラーは赤、本線の高宮・八日市間は「湖東近江路線」でラインカラーは青、八日市線は「万葉あかね線」でラインカラーは緑、本線の八日市・貴生川間は「水口・蒲生野線」でラインカラーは黄でです。なお、2008年11月、愛知川橋梁が国の登録有形文化財に登録されています。
路線距離(営業キロ):47.7km
軌間:1067mm
駅数:25駅(起終点駅含む)
複線区間:なし(全線単線)
電化区間:全線電化(直流1500V)
閉塞方式:自動閉塞式