伊予白滝駅は、愛媛県大洲市白滝小字加屋にある四国旅客鉄道(JR四国)予讃線の駅です。平成17(2005)年1月に合併により所在地が喜多郡長浜町から大洲市になりました。
「るり姫祭り」や紅葉で知られる白滝の最寄り駅です。白滝は駅から徒歩15分に位置します。例年11月23日(勤労感謝の日)に「るり姫祭り」の行われる白滝公園の最寄り駅になります。
駅附近には肱川が流れそこに田淵川や滝川が注いでいるが特に滝川には白滝と呼ばれる何段にもなっている滝があり、これが当駅の名前の由来となった。駅から数分歩いたところの肱川には白滝大橋という橋が架かり対岸とこちらの岸を結んでいる。駅の周辺は肱川の作った平地にあたり比較的人家が多く駅前は商店街です(ただし商店数は多くない)。
1918年(大正7年)の2月14日に愛媛鉄道が長浜町駅(現在の伊予長浜駅)から大洲駅(現在の伊予大洲駅)までを開通させたのに伴い愛媛鉄道の途中駅、加屋駅(かやえき)としてこの駅は開業したのである。なお加屋駅は開業当初現在の位置とは別の位置にあった。今の位置への移転は1928年(昭和3年)7月のことです。
愛媛鉄道は1933年(昭和8年)の10月1日に国有化となり愛媛線とされます。同時に駅名は現在のの伊予白滝駅(いよしらたきえき)に改称されている。軌間は愛媛鉄道時代から762mmのままであったが昭和10年(1935年)10月、下灘駅から伊予長浜駅までの路線の開通にあわせて1067mmに改められ、このとき高松駅から下灘駅まですでにのびていた予讃本線が愛媛線を含めて伊予大洲駅までがつながったため高松駅から伊予大洲駅までが予讃本線とされたので当駅も予讃本線の駅となりました。
1986年(昭和61年)の3月には向井原〜内子間の新線が開通し向井原駅から当駅をへて伊予大洲駅にいたる線路が幹線としての役割を喪失したためこの駅においても優等列車が通過することは無くなりました。
この駅はその後1987年(昭和62年)4月には国鉄の分割民営化により四国旅客鉄道の駅となって現在に至っている。予讃本線は1988年(昭和63年)6月に予讃線と改称されました。
相対式ホーム2面2線を持ち列車同士の行き違いが可能な地上駅です。構内ホームは構内踏切で結ばれています。
駅舎は木造平屋で古くからの、小柄なものであるがきれいにリニューアルされています。駅舎前には大きな庭園のような植え込みがあります。
当駅は無人駅である。窓口は自動化を機に閉鎖されています。駅員は常駐しておらず自動券売機等の設置もない。11月23日の「るり姫祭り」の際には乗降客が多いことから、職員が臨時に派遣されます。
1918年(大正7年)2月14日 - 愛媛鉄道の加屋駅(かやえき)として開業する。現在とは異なる位置にあった。
1928年(昭和3年)7月16日 - 現在の位置に移転となる。
1933年(昭和8年)10月1日 - 愛媛鉄道が国有化により国鉄愛媛線となる。現在の伊予白滝駅(いよしらたきえき)に改称される。
1935年(昭和10年)10月6日 - 下灘駅から当駅までが開通、また愛媛線全線も改軌となる。このとき高松駅から伊予大洲駅までが予讃本線とされる。
1986年(昭和61年)3月3日 - 向井原〜内子間の新線が開通する。当駅に優等列車が通過しないようになる。
1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄の分割民営化により四国旅客鉄道の駅となる。
1988年(昭和63年)6月1日 - 予讃本線が予讃線に改称される。また、昭和40年代前半から発売を中止していた硬券入場券がこの日から復活発売。
1991年(平成3年)11月21日- 伊予上灘 - 伊予白滝間CTC化に伴い駅無人化。
電報略号 シキ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
開業年月日 1918年(大正7年)2月14日
備考 無人駅