2003年2月3日に登場。日産の(特にアジア・オセアニア圏における)世界戦略車としての使命を与えられているため、セフィーロ同様世界各国で販売されている。日本のほか中国、ロシア、台湾、インドなどでは「ティアナ」、香港、シンガポールなどでは「セフィーロ」(初代のみ。2代目ではティアナに変更)、またオーストラリアやニュージーランドなどでは「マキシマ」と仕向け地により異なるネーミングで販売されている。また、韓国のルノーサムスンでは初代が「SM7」「SM5」として同社釜山工場でライセンス生産された。
当初、国内仕様を含めその多くは基本的に日産九州工場で行われていたが、その後徐々に海外生産分が増え、2011年現在において台湾(裕隆日産汽車)と中華人民共和国(東風汽車有限公司)、ロシア(日産ロシア製造会社)、タイ(タイ日産)、イラン(パルス・ホドロ)のティアナは現地生産となっている。
初代は割安な価格や後述の特徴などもあって、日本のみならず世界各地で販売された(ただし欧州では販売されておらず、米国では同じプラットフォームを使用したアルティマやマキシマが販売されている)。
「Military police(MP)憲兵(けんぺい)は、戦闘支援兵科の一種であり、主に軍隊内部の秩序維持と交通整理を任務とする。
憲兵とは平時においては軍隊内部の秩序・規律を維持し、戦時においては主に交通整理・捕虜取り扱いなどの業務を行う兵科である。国によってその編成は一律ではないが、一個師団には概ね全人員に対して3%程度の人員が憲兵隊を構成しており、少なくても100人から200人程度で憲兵中隊が編成されている。大隊以上の規模を持つ憲兵隊では、犯罪捜査の要員や法曹有資格者も所属している場合がある。
規律正しさから特殊な任務を担うことも多く、日本では国賓に対する栄誉礼を行う特別儀仗隊は、警務科に属する第302保安中隊の隊員を以て編成される。また、朝鮮半島の共同警備区域(板門店)で南側の警備に当たっているのも憲兵である。
憲兵の制度ならびにその職掌は、沿革や制度設計思想により各国で大きく異なり、一様ではないが、フランスの国家憲兵隊を範とした国では、各軍の一兵科としてではなく、陸海空軍から独立した編成(以下、「国家憲兵制度」と呼ぶ)を採り、軍内部の秩序維持のみならず、一般の行政警察機能を重視したものである。具体的には、ジャンダルムリ(フランス共和国)のほか、ジャンダルマ(トルコ共和国)、カラビニエリ(イタリア共和国)などがその例である。他にも、チリやアルゼンチンなどに存在する。旧日本陸軍の憲兵もフランスの制度を範として創設された国家憲兵の一種であり、日本海軍の軍事警察や行政警察、司法警察をも職掌した。
憲兵は、警察権を行使することを明確にするため、軍服に兵科色、徽章、腕章等を着用していることが多い。また、鉄帽や弾帯を白くする等で目立つようにしている場合もある。