中庄駅の周囲には学校が多く普通列車のみ停車する駅では利用者数は大変多く。倉敷マスカットスタジアムの最寄り駅でもあり、プロ野球開催日は臨時列車も運行し、幹線客で混雑します。岡山県倉敷市鳥羽にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陽本線の駅です。線路名称上では山陽本線単独駅ですが、運転系統上伯備線の列車も乗り入れます。都窪郡中庄村、庄村、菅生村、帯江村の4村の陳情により、帯江信号所のあった庄村に接する中庄村大字鳥羽に開業。開業当時、駅の周辺は田園地帯でした。
朝夕は岡山・倉敷方面へ通勤・通学する利用者に対し、駅周辺の川崎学園や倉敷高校、岡山中学・高校、清心女子中学・高校等に通う学生・職員が利用するため乗降客は近隣の中間駅よりも比較的多い。また倉敷マスカットスタジアムの最寄駅のため、プロ野球の試合の日は臨時列車も運行します。駅前にはロータリーが整備されており、駅施設全体が公園のような雰囲気があります。
岡山県総合流通センターとコンベックス岡山の最寄駅の一つでもあるが、路線バスは極僅かでタクシー利用になる。ただし、大規模なイベントが行われる際は当駅とコンベックス岡山を結ぶ臨時シャトルバスを頻発して運行することが多い。
単式ホーム1面1線と島式ホーム1面2線、合計2面3線のホームを持つ地上駅。平成6(1994)年1月マスカットスタジアムオープンに合わせて新築された、落ち着いたレンガ調の橋上駅舎です。1番のりばが単式、2・3番のりばが島式ホームです。上り本線は1番のりば、下り本線は3番のりばとなっており、中線である2番のりばは定期旅客列車は停車せず、マスカットスタジアムでのイベント時の臨時列車用として使われます。
1995年、岡山県倉敷スポーツ公園野球場(マスカットスタジアム)がオープンするのにあわせ、大規模改修工事を行い、現在の橋上駅舎となる。駅舎の外壁は近くの川崎学園校舎の色に似たタイル張りで、北口階段の脇には人工滝がある。
バリアフリー設備は橋上駅舎になってから車椅子用にステップが調整できるエスカレータが南北入口とホームに4台設置されている。また、当駅は乗降客が5,000人を超える交通バリアフリー法対象駅であるため、現在はコンコースからホームへのエレベーターが設置された。
駅前広場からコンコースへのエレベーターについてはまだ具体的な設置予定は決まっていないが、倉敷市は「倉敷市交通バリアフリー基本構想」に基づいて順次取り組んでいきたいとしています。
直営駅(倉敷駅傘下の地区駅・駅長配置)。改札口前は広く、トイレも備えられ、キヨスクも営業している。また、自動改札機はICOCAが利用可能で、ICカード専用自動改札機(出口専用)も1台設置されている。また、ICOCA対応券売機とみどりの券売機がそれぞれ一つずつ設置されています。
中庄駅プラットホーム
ホーム 路線 方向 行先
1 ■山陽本線
(■伯備線含む) 上り 岡山・姫路・播州赤穂方面
2 (臨時ホーム)
3 ■山陽本線 下り 倉敷・福山方面
■伯備線 倉敷・備中高梁・新見方面
1915年(大正4年)4月26日 - 国有鉄道山陽本線の庭瀬駅 - 倉敷駅間に帯江信号場として設置。
1930年(昭和5年)3月11日 - 駅に昇格し、中庄駅として開業。旅客・貨物の取扱を開始。
1960年(昭和35年)10月15日 - 貨物の取扱を廃止。
1986年(昭和61年) - みどりの窓口営業開始。
1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
1994年(平成6年)2月10日 - 駅舎を改築。新たに南口と南北自由連絡通路を設けた橋上駅になる。
2007年(平成19年)5月27日 - ICOCA対応の自動改札機導入(同年9月1日よりICOCAが利用可能となる)。
電報略号 ナシ
駅構造 地上駅(橋上駅)
ホーム 2面3線
乗車人員
-統計年度- 6,573人/日(降車客含まず)
-2010年-
開業年月日 1930年(昭和5年)3月11日
備考 直営駅
みどりの窓口 有