備前片上駅(びぜんかたかみえき)は、岡山県備前市東片上にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)赤穂線の駅である。
東岡山駅管理の簡易委託駅。当初は片上地区に拠点となる駅を設けようとしたが、片上地区は平地が狭いために待避設備等を持つ駅が建設できず、やむなく東側に離れた場所に設置された。このような経緯から片上地区の中心地に近い場所に西片上駅が設置されている。
朝晩には当駅折り返しの岡山方面への列車が設定されている。2000年(平成12年)3月10日までは大阪駅からの「快速」(外側・列車線走行で須磨駅・垂水駅・舞子駅は通過)や米原駅への「快速」も設定されていた。備前市の代表駅ではあるが、市街中心からは外れているため利用者は、それほど多くありません。
国道2号線を少し南に入った場所にあり、駅前にはロータリーがある他、住宅地や飲食店、商店等もあります。備前市役所へは歩いて20分ほどで行くことが出来ますが、備前市役所へは1つ先の西片上駅からのほうが近い。
単式1面、島式1面の複合型2面3線のホームを持ち、列車交換や折返しが可能な地上駅。ホームは嵩上げされていない。平屋のコンクリート造駅舎です。単式の1番のりば側に駅舎があり、駅舎の横に乗務員詰所が2棟ある。
島式の2・3番のりばへは屋根無しの跨線橋で繋がっている。かつて貨物を取り扱っていた名残で構内は比較的広く、現在も2本の留置線があるが、当駅で2本設定されている夜間滞泊は留置線を使用せずに1、3番のりばを使用している。
委託の窓口が営業、マルス端末・POS端末・自動券売機・自動改札機は設置されておらず、乗車券の発券は携帯車発機によって行われ、COCAもサービスエリア外で使えない。
改札口はラッチが撤去された跡が見られます。さほど広くない待合室にはFRP製の椅子が背中合わせに設置されています。
備前片上駅プラットホーム
ホーム 路線 方向 行先 備考
1 ■赤穂線 下り 岡山・福山・新見方面
2 ■赤穂線 上り 播州赤穂方面
3 ■赤穂線 下り 岡山・福山・新見方面 当駅始発の一部
1番のりばが下り本線、2番のりばが上り本線である。3番のりばは上下副本線であり、播州赤穂方面への出発も可能であるが、2010年(平成22年)3月13日改正現在は設定がなく、線路の播州赤穂寄りは錆びついてしまっている。
1番のりばは岡山方面からの折り返しが可能であるが、待機時間の関係上3番のりばで折り返す列車も少ないながら設定されている。
1958年(昭和33年)3月25日 - 日本国有鉄道赤穂線が日生駅から伊部駅まで延伸すると同時に開業。
1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
電報略号 カミ
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
乗車人員
-統計年度- 163人/日(降車客含まず)
-2011年-
開業年月日 1958年(昭和33年)3月25日
備考 簡易委託駅