PC-85巡視艇「はやぎり」は尾道海上保安部に所属し瀬戸内海、備後の海を守っています。巡視艇「しまぎり」型は23m型とも呼ばれることがあります。
同型船はPC83「しまぎり」 PC84「せとぎり→おきなみ」があります。巡視艇「はやぎり」は三菱重工下関造船所が造船所ですが「しまぎり」「せとぎり→おきなみ」は日立造船神奈川工場で造船されました。
来島海峡など巨大船通過の際には安全確保策が求められ通過サポートを行い漁船や遊覧船等に警戒を呼びかけたりします。
昭和40年代後半に計画された「しきなみ」型よりも一段上の耐航性と高速を狙ったタイプで、設計に際しては同時期の30メートル型「むらくも」型を参考にしています。 船体は軽合金製で海上保安庁船艇として初めて全溶接構造が取り入れられました。 操舵室後方の露天甲板には見張り所が設けられ、指揮所としても使用されます。 当初3番艇は12.7ミリ単装機銃を備えていましたが、配置替えに伴い下ろされています。
尾道海上保安部・福山海上保安署/HPhttp://www.kaiho.mlit.go.jp/06kanku/onomichi/
【住 所】 〒722-0002 広島県尾道市古浜町27-13 尾道地方合同庁舎4階
PC-85 巡視艇 はやぎり
●船舶番号 128136
●信号符字 JG4434
●船籍港 東京
●船主名 国土交通省海上保安庁
●竣工年月 1985年2月
●第六管区海上保安本部:尾道海上保安部
●総トン数:40.0t(旧)
●満載排水量:50.0t
●寸法:登録長24.7m×型幅5.60m×型深さ2.84m
●エンジン:ディーゼル2基2軸 出力:3000PS
●速力:約30.0kt
●船質:軽合金
●航続距離:250浬
●乗員:10名
●主要装備:なし
●航行区域:沿海