林野駅(はやしのえき)は、岡山県美作市栄町にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)姫新線の駅です。美作市の代表駅で、美作三湯のひとつ湯郷温泉の玄関口駅でもあります。
かつて主要駅だったが高速道路の開通により、駅はあまり活気がなくなってしまっています。
津山方面に向かって左側に単式ホーム1面1線を持つ古い木造の大型駅舎の地上駅(停留所)です。かつては、島式ホーム1面2線をもつ構造であったが、片側が撤去された(その線路スペースは沿線のアパートの敷地になっている)。
そのため、ホームと駅舎がかなり離れている。現在は津山方面行きと佐用方面行きの双方が同じホームに発着する。
駅舎には旅行代理店が入居しており、簡易委託駅(津山駅管理)としてPOS端末による出札業務も行われている。なお、夜間には駅舎が閉鎖されるため、その裏側の勝手口からホームに直接入ることになる。2014年3月末までは近郊区間用の軟式常備乗車券を窓口販売していた。
待合室は広くFRP製の椅子と自動販売機が設置されています。駅前にはタクシーや路線バスが乗り入れている他、旅館の送迎車両も待機しています。
太平洋戦争中に徴兵にとられた地元の人々はこの林野駅の「林野」が「早や死の(=早く死ぬ)」に通じるためこれをさけ、勝という縁起のよい字の入った隣の勝間田駅から出征していったという。
1947年(昭和22年)12月11日、当駅から東京駅までお召し列車が運転されたが、お召し列車としては唯一の夜行列車となった。
天皇が御料車に宿泊したのは、この件を含めても2件だけである(もう1件は1946年、総武本線の銚子駅でのこと)。
1934年(昭和9年)11月28日 - 姫津西線として東津山 - 美作江見間が開通した際に開業。
1936年(昭和11年)
4月8日 - 姫路 - 東津山間が全通したため姫津西線が姫津線の一部となり、当駅もその所属となる。
10月10日 - 姫津線が姫新線の一部となり、当駅もその所属となる。
1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道の駅となる。
電報略号 ハノ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗車人員
-統計年度- 151人/日(降車客含まず)
-2013年-
開業年月日 1934年(昭和9年)11月28日
備考 簡易委託駅
POS端末設置