陣原駅(じんのはるえき)は、福岡県北九州市八幡西区陣原一丁目にある、九州旅客鉄道(JR九州)鹿児島本線の駅です。
並走する西鉄北九州線廃止の代替として国鉄時代の東折尾貨物駅跡地に2000年、設置された新しい駅です。
福北ゆたか線の愛称の区間にも含まれ、当該列車の利用が可能。駅周辺は再開発が進んでおりスーパー銭湯もあります。
駅名は設置された場所から名付けられました。陣原(陣の原)の地名の由来は「応神天皇より筑紫一帯の人民視察を命ぜられた武内宿祢が洞の海を過ぎるとき、西北の方から怪しい声がしたためにこの地に陣を構えて警戒した」と言う伝説にちなむ。
単式ホーム1面1線と島式ホーム2面4線、計3面5線のホームを有する地上駅で橋上駅舎を備える。橋上駅舎のデザインは横スリットの装飾で覆われモダンです。
JR九州鉄道営業が駅業務を行う業務委託駅で、ICカード対応のタッチパネル式の券売機を含め合計券売機2台設置されています。みどりの窓口もあります。改札脇に小さな待合室が設置されています。
駅舎入口には屋外で完全雨ざらしのエスカレーターがあります。
北口側には公道を跨ぐエレベーター付きの歩道橋が整備されています。
のりば
1 ■福北ゆたか線(下り) 直方・飯塚・博多方面
2 ■福北ゆたか線(上り) 黒崎行
3 ■鹿児島本線 (待避線)
4 ■鹿児島本線(下り) 赤間・博多・大牟田方面
5 ■鹿児島本線(上り) 小倉・門司港・中津・大分方面
国鉄時代の1961~84年の間、当地に貨物駅の東折尾駅(廃止後は東折尾信号場)があったが、旅客扱駅は存在しなかった。この遊休地を利用したまちづくりの検討が1988年(昭和63年)から行われた。1989年(平成元年)には、当地へのJR駅新設を含めた土地利用計画がまとめられ、北九州市の「北九州市ルネッサンス構想」の主要事業として位置づけられた。
これを踏まえ、1994年(平成6年)には「陣原JR新駅建設期成会」が設立され、早期の駅建設が求められるようになった。
かつては少し南を西鉄北九州線が走っており、同線に「陣の原」(こちらは「の」が入る)電停が存在した。同線は2000年11月26日に廃止、陣の原電停も廃止となったため、その代替駅として当駅が設置された。設置から11月25日までの5日間だけ、2ヶ所の「じんのはる駅(電停)」が並存していた事になる。
2000年(平成12年)11月21日 - 開業。
2009年(平成21年)3月1日 - ICカードSUGOCAの利用を開始。
電報略号 シハ
駅構造 地上駅(橋上駅)
ホーム 3面5線
乗車人員
-統計年度- 2,371人/日(降車客含まず)
-2012年-
開業年月日 2000年(平成12年)11月21日
備考 業務委託駅
みどりの窓口 有
九 北九州市内駅
* 黒崎駅 - 折尾駅 - 筑豊本線・篠栗線経由 - 博多駅間は「福北ゆたか線」の愛称あり。
** この間に東折尾信号場有り(当駅から0.3km先)。