多ノ郷駅の所在地である高知県須崎市妙見町は須崎市街地に比較的近い場所です。四国旅客鉄道(JR四国)土讃線の駅です。駅番号はK17。昭和17年開業です。開業当初は信号場で、いったん廃止された後に復活して、その後の昭和22年に駅に昇格しました。
特急列車は「南風」(6・17号)、「あしずり」(4・7号)の合計2往復が停車いたします。専用線によるセメント工場への石灰石輸送が廃止になって以前より閑散とした駅になっています。学生が主体のお客になっている様子です。
相対式ホーム2面2線を有する地上駅。木造駅舎で駅本屋は曲線状の庇屋根を持っています。業務委託駅だったが、2010年9月に無人駅になった。
待合室には木製長椅子が多数設置されています。駅正面には現役の丸ポストがあります。配線は一線スルー構造のようですが、信号設備を上下で使い分けているので、下り通過列車は分岐側を通過いたします。速度制限は下りが60km/h、上りが100km/hです。ホームと駅舎は構内踏切でつながっています。
かつて定期運行の特急列車は全て通過していたが、2013年3月16日のダイヤ改正で下り夕方、上り朝方にそれぞれ2本ずつ特急が臨時停車するようになっています。また、2009年3月までは臨時特急「ウィークエンドエクスプレス高知」(下り1本)が停車する時期がありました。
かつては大阪セメント高知工場の専用線が延びており、セメントの原料である石灰石が斗賀野駅から輸送されてきていました。
のりば
1 ■土讃線 (上り) 高知・土佐山田方面
2 ■土讃線 (下り) 須崎・窪川方面
1942年(昭和17年)6月20日 - 多ノ郷信号場として開設。
1945年(昭和20年)9月1日 - 廃止。
1946年(昭和21年)7月10日 - 再び多ノ郷信号場として開設。
1947年(昭和22年)6月1日 - 駅に昇格し、多ノ郷駅となる。
1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により四国旅客鉄道・日本貨物鉄道の駅となる。
1992年(平成4年)10月1日 - JR貨物の駅(貨物の取扱)が廃止。同時に大阪セメント高知工場の専用線が運用終了。
2010年(平成22年)9月1日 - 無人化。
2013年(平成25年)3月16日 - 朝夕の通勤通学時に「南風」、「あしずり」上下4本が臨時停車。
キロ程 166.1km(多度津起点)
電報略号 オコ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
開業年月日 1947年(昭和22年)6月1日
備考 無人駅