立花駅は、兵庫県尼崎市立花町一丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)東海道本線の駅です。「JR神戸線」の愛称区間に含まれています。各駅停車(普通)のみ停車するJR西日本の駅の中では最大の利用者数を誇ります。駅周囲は住宅が多く尼崎市役所の最寄り駅です。
東海道本線では、当駅から神戸駅までの各駅が神戸支社の管轄駅となっている。七ツ松踏切(当駅から見て大阪方の一つ目の踏切)付近にある境界標(東京起点で566.6km地点)を挟み、尼崎駅以東は大阪支社の管轄となる。
周辺の再開発事業後、道路や商業施設の整備が進んだ。現在も近代的な街並みが広がる地域と、下町情緒的な街並みの融合が果たされている。尼崎市役所最寄り駅。
駅を中心に放射状に道が広がっている。これは立花駅開業直前に周辺の住宅を開発した名残である。北側は現在もわかりやすく残っているが、南側は再開発のため大きく変貌している。
駅北口は商店街となっており、アーケードが伸びている。
駅南口は市バスが発着し、以前は雑然としていたが、再開発事業によって2000年に「フェスタ立花」と称する2棟の高層マンション(高さ約100m)と商業施設の複合ビルが完成し、それら施設と駅がペデストリアンデッキで結ばれている。
住宅も多く、尼崎駅よりも乗降客数が多い時代が続いていた。JR東西線の開業後に逆転されたが、当駅の乗降客数は新快速・快速通過駅にもかかわらず依然高い水準にある。
以前は「駅前放置自転車全国ワースト3」とされるほど自転車だらけで、テレビにも取り上げられた駅前だった。フェスタ立花完成などによる再開発のおかげで自転車置き場が増設された結果、南側の放置自転車はかなり減少した。但し、再開発が進んでいない北側は相変わらずのままで、放置自転車の数は減っていない。
タクシー乗り場は北口と南口の両方にある。尼崎市営バスが発着している。のりばは、道意線の陸橋上にあるJR立花(上)と、南口ロータリーにあるJR立花(下)に分かれる。
島式ホーム2面4線の地上駅で、橋上駅舎を有する。分岐器や絶対信号機を持たないため、停留所に分類される。各駅停車のみが停車するため、内側の2・3番のりばのみを使用し、外側の1・4番のりばには簡易なフェンスが設けられている。
なお、朝に運転される快速(上りの列車は須磨駅・垂水駅・舞子駅を通過)・および新快速は外側(1・4番ホーム)を、そのほかは通常の普通電車と同じく2・3番ホームを通過する。ホーム間は跨線橋が結ぶ。
アーバンネットワークエリアに属しており、ICOCA及びその相互利用対象カードの利用可能駅でもある。直営駅(芦屋駅の被管理駅)。オープンカウンター式のみどりの窓口があり切符売場には券売機が5台設置されています。液晶式の発車案内が設置された改札口には改札機が6台あります。
駅西側に幹線道路(道意線)の陸橋があり、陸橋上にはバスの停留所(後述)が設置されている。ここからも直接駅舎に行くことができる。
洋菓子のヒロタが、改札内に出店しています。
立花駅プラットホーム
ホーム 路線 方向(線路) 行先
1 □JR神戸線 下り(外側線) (通過列車のみのため閉鎖)
2 ■JR神戸線 下り(内側線) 三ノ宮・姫路方面
3 ■JR神戸線 上り(内側線) 尼崎・大阪・北新地方面
4 □JR神戸線 上り(外側線) (通過列車のみのため閉鎖)
日中時間帯は1時間あたり8本が停車する。朝ラッシュ時の大阪方面は4分間隔で発車する。
1934年(昭和9年)7月20日 - 国有鉄道東海道本線の神崎駅(現在の尼崎駅) - 西ノ宮駅(現在の西宮駅)間に新設開業。旅客取扱のみ。
1970年(昭和45年)10月 - 駅舎改築(2代目)、橋上駅舎化。
1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
電報略号 タチ
駅構造 地上駅(橋上駅)
ホーム 2面4線(乗降は2面2線のみ)
乗車人員
-統計年度- 25,723人/日(降車客含まず)
-2012年-
開業年月日 1934年(昭和9年)7月20日
備考 直営駅
みどりの窓口 有
* この間に大阪支社と神戸支社の境界標あり(当駅から甲子園口寄りは神戸支社管内)