筑前岩屋駅(ちくぜんいわやえき)は、福岡県朝倉郡東峰村大字宝珠山にある、九州旅客鉄道(JR九州)日田彦山線の駅である。
駅周辺は山深く人家も希薄で利用客がわずかな無人駅です。
駅の利用者より釈迦岳からの湧き水を汲む為の来客の方がおおい。
駅脇には日田彦山線釈迦岳トンネルの湧水が引かれており、これを汲むことができる(岩屋湧水)。この湧水は元は旧国鉄が蒸気機関車の給水用に、トンネルの掘削時に湧出した地下水を引く導水管を敷設したものである。
その後2003年に地元の宝珠山村(当時)が給水場を整備した。当初は誰でも自由に汲める湧水であったが、2008年に環境省が平成の名水百選に選出したことで訪問者が急増し、悪質な例も続出したことから、2009年12月より有料による自動給水装置での供給に変更されている。
単式ホーム1面1線を有する地上駅。元々は島式ホーム1面2線だったが、駅舎側の線路は彦山寄りで切断されており、使用されているのは1線のみである。
ホームから駅舎へは、この使われていない線路を構内踏切で渡る。
英彦山神社をイメージした駅舎は1996年(平成8年)に出来たもので、消防団の倉庫と合築で手前はトイレになっています。無人駅である。
待合室はガラス張りで明るい。木製の長椅子が設置されています。鯉が泳いでいる池もあります。
ホームに待合所がありFRP製の長椅子が1脚設置されています。
ホーム城野方面には長大な(約4㎞)分水トンネルである釈迦岳トンネルがすぐそばにあります。
1956年(昭和31年)3月15日 - 日田線彦山 - 大行司間延伸に伴い開業。
1960年(昭和35年)4月1日 - 日田線の彦山線との区間統合により日田彦山線の所属となる。
1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄の分割民営化により九州旅客鉄道の駅となる。
電報略号 チイ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1956年(昭和31年)3月15日
備考 無人駅