岩美駅(いわみえき)は、鳥取県岩美郡岩美町大字浦富字国次にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)山陰本線の駅。
当駅前後には1往復のみ乗り入れる特急「はまかぜ」が停車いたします。
鳥取県立岩美高等学校の最寄り駅もあって朝夕は多くの利用客で賑わいます。また浦富海岸や岩井温泉への下車駅です。岩井温泉へは以前は鉄道(岩井町営軌道)が走っていました。
岩井町営軌道(いわいちょうえいきどう)は、かつて鳥取県岩美郡岩井町(現・岩美町)の岩美駅と岩井温泉駅を結んでいた鉄道路線である。軌道法による軌道でした。
後に市町村合併により岩美町となる岩井町が運営、国鉄山陰本線と岩井温泉を結び、温泉客輸送や、荒金鉱山から産出される銅鉱石の搬出を目的に敷設されました。
単式と島式の2面3線のホームを持ち、列車交換や待避が可能な地上駅。赤瓦の木造駅舎は単式の1番のりば側にあり、島式の2・3番のりばへは跨線橋で連絡している。
駅前広場にはタクシーも常駐し広い。
鳥取鉄道部が管理し、ジェイアール西日本米子メンテックが駅業務を受託する業務委託駅で、自動券売機あり。出札窓口にはPOS端末を備える。
駅舎は1910年(明治43年)6月の開業当時のものであるが、1994年(平成6年)に今上天皇の利用に先立ってリニューアル工事が施された。
駅自体には便所は設置されていないが、隣接する岩美町観光案内所に男女別の水洗式便所がある。待合室には多数のFRP製の椅子が設置されキオスクもあります。
岩美駅プラットホーム
ホーム 路線 方向 行先 備考
1 ■山陰本線 上り 浜坂・城崎温泉方面
2・3 ■山陰本線 下り 鳥取・米子方面 3番のりばは一部の普通のみ
1番のりばが上り本線、2番のりばが下り本線、3番のりばが上下副本線である。3番のりばから浜坂方面の発車も可能であるが、定期列車での設定は無い。優等列車の待避自体の設定もないため、3番のりばは一部の鳥取方面の普通列車が線路保守を兼ねて入線する程度である。
2・3番ホームの上屋下には待合室が設置されています。
1910年(明治43年)6月10日 - 国有鉄道山陰本線が鳥取駅から延伸し、その終着として開業。客貨取扱を開始。
1911年(明治44年)11月10日 - 山陰本線が浜坂駅まで延伸し、途中駅となる。
1926年(大正15年)1月20日 - 岩井町営軌道が開業。
1944年(昭和19年)1月11日 - 岩井町営軌道休止(1964年3月27日正式廃止)。
1975年(昭和50年)4月5日 - 貨物取扱を廃止。
1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
電報略号 イミ
駅構造 地上駅
ホーム 2面3線
開業年月日 1910年(明治43年)6月10日
備考 業務委託駅
POS端末設置
* この他岩井町営軌道(1964年廃止)