鴨宮駅(かものみやえき)は、神奈川県小田原市鴨宮にある、東日本旅客鉄道(JR東日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)東海道本線の駅である。
旅客列車は、東京駅発着系統と、新宿駅経由で高崎線に直通する湘南新宿ラインが停車する。
東海道新幹線モデル線の鴨宮基地があったことから、地元の有志により駅の南口側に「新幹線の発祥地・鴨宮」の記念碑が建てられている。また、当駅から小田原側700m程の地点から新幹線側を見ると(北緯35度16分24.5秒 東経139度10分20.5秒 付近)、日本国有鉄道(国鉄)による「新幹線発祥之地」の銘板が見える。
かつては、地場産業として竹製ものさし製造が盛んであった。計測機器会社が立地しているのはその名残りである。また、海岸には日本専売公社(現:日本たばこ産業)の製塩所があった。
橋上駅舎完成後に南口が開設され、路線バスの発着も北口から南口に移された。また、公共施設が南側にも多く立地するようになった。
島式ホーム1面2線を持つ地上駅で橋上駅舎を有する。駅舎のバリアフリー工事が完了し、南口、北口、ホームからの上りエスカレータとエレベーターがそれぞれ各1基ずつ設置された。
業務委託駅(JR東日本ステーションサービス委託)。自動改札機・タッチパネル式の券売機が3台と指定席券売機・みどりの窓口が設置されている。
のりば
番線 路線 方向 行先 備考
1 ■東海道線 上り 大船・横浜・東京方面
■湘南新宿ライン 渋谷・新宿・大宮方面 大宮から高崎線へ直通
2 ■東海道線 下り 小田原・熱海・伊東・沼津方面
ATOS初期導入路線の駅でもあり、近年案内放送などの更新が行なわれた。
貨物取扱:2009年現在は臨時車扱貨物のみを取り扱っており、貨物列車の発着はない。これは一旦廃止された貨物取扱を、将来貨物施設が整備されることに備え、国鉄分割民営化直前に「開閉期間・取扱範囲は別に定める」として再開したものである。なお、西湘貨物駅が1970年に開業してから当駅の貨物列車の発着はないものの、同駅から伸びる貨物側線が存在し、1994年頃まで鴨宮駅の先にあったゼネラル石油の油槽所で貨物の取り扱いがあった。
1920年(大正9年)10月21日 - 国有鉄道熱海線の酒匂川信号所が開設される。
1922年(大正11年)4月1日 - 酒匂川信号場に改称。
1923年(大正12年)6月1日 - 酒匂川信号場を駅に昇格して鴨宮駅が開業。旅客と貨物の取扱を開始。
1934年(昭和9年)12月1日 - 東海道本線所属に変更。
1970年(昭和45年)5月20日 - 貨物取扱いを廃止。
1972年(昭和47年)3月15日 - 荷物取扱いを廃止。
1976年(昭和51年)7月 - 橋上駅舎完成。
1979年(昭和54年)10月1日 - 大船 - 小田原間複々線化(東海道貨物線)完成。
1987年(昭和62年)
3月31日 - 貨物取扱を再開。
4月1日 - 国鉄分割民営化により東日本旅客鉄道と日本貨物鉄道の駅となる。
2001年(平成13年)11月18日 - ICカードSuica供用開始。
電報略号 モノ
駅構造 地上駅(橋上駅)
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年度- 12,982人/日(降車客含まず)
-2013年-
開業年月日 1923年(大正12年)6月1日
備考 業務委託駅
みどりの窓口 有