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豊潮丸 広島大学生物生産学部 附属練習船

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生物生産学部附属練習船「豊潮丸(324トン)」は、生物生産学部水産系コース学生の教育航海、水産環境学実験実習や、諸大学との共同研究において研究調査船として利用されています。

豊潮丸は教育航海や調査航海のため、1年のうち200日近く海上で生活をしている。

(1)生物系設備・装置 A 表層・中層生物採集

A‐1 表層水平曳網・・・1.丸稚ネット(動物プランクトン、稚仔魚採集)
・・・2.ニューストンネット(表層微細浮遊物)
A‐2 表・中層水平曳網・・・1.ORIネット
・・・2.多段開閉式ネット・環境計測システム(MOCNESS NET)
・・・3.表中層稚魚採集網(LC-20M-SMR)
・・・4.表中層プランクトン採集網(LCP-003型)
A‐3 表・中層鉛直曳網・・・1.VMPS
A‐4 海水採水・・・1.バンドーン採水器
・・・2.表面採水器
・・・3.ハイロート採水器
A‐5 その他
・・・1.水中集魚灯
・・・2.自動イカ手釣り機、手釣りイカ釣り
    タモ網、竿釣り、トローリング(曳縄) など


  B 底生・底泥生物採集
B-1 底層曳網
・・・1.LCネット(底生魚類、甲殻類採集)
・・・2.ビームトロール(桁網)
・・・3.そりネット(底生プランクトン、甲殻類採集)
B-2 底泥採集
・・・1.簡易ドレッジ
・・・2.スミスマッキンタイヤ式採泥器
・・・3.エクマンバージ採泥器
・・・4.G.S型表層採泥器(アシュラ)
・・・5.KK式簡易採泥器
B-3 底層成魚等採集
・・・かご網、アナゴ筒 など
(2)海洋環境系設備・装置
  C 航走連続測定
C-1 表層連続観測装置
・・・表層水の水温、塩分、クロロフィルを連続測定
C-2 多層式超音波流向流速計(ADCP)
C-3 海底地形探査装置(320kHz)
C-4 高機能魚群探知機(38kHz)
C-5 カラースキャニングソナー(24kHz)
C-6 漁網監視装置 SCANMAR
  D 停船鉛直測定
D-1 911plusCTDシステム・・・鉛直方向に水深2000mまでの水温、塩分、クロロフィル、溶存酸素、光量子等を測定
D-2 透明度板
D-3 水中テレビカメラ装置 Mitsui RTV-100MKⅡS
   水中テレビカメラ装置は、自走式ビークルを遠隔操作し、水中を観察する装置です。
(3)気象環境系設備・装置
E 気象観測装置
E-1 自動気象観測装置・・・風向・風速、気温、海水温、湿度、気圧、日射量、光量子、波高
E-2 マイクロ波波高計
E-3 デジタル水温計
E-4 アネロイド型気圧計
E-5 水色標準液
E-6 ガラス製温度計
(4)船位等基礎資料設備・装置
F-1 GPSコンパス
F-2 GPS航法装置(2台)・・・観測点の正確な位置を提供します(船内LANへ出力)
F-3 レーダー
F-4 音響測深機・・・観測点の水深を提供します
F-5 カラー魚群探知機・・・観測点の水深を提供します(船内LANへ出力)
F-6 電子海図情報表示装置
(5)観測ウインチ装置
G-1 CTDウインチ
G-2 船首観測ウインチ
G-3 曳網ウインチ
G-4 観測ウインチ
G-5 起倒式Aフレーム
G-6 起倒式ランプドア
G-7 船首観測ダビット
G-8 CTDクレーン
G-9 船尾観測クレーン
(6)その他教育支援設備
H-1 セミドライ研究室
    911plusCTDシステム、ADCP、MOCNESS NET、海底地形探査装置、
    漁網監視装置等の操作を行います。
    作業台
    流し台
    実体顕微鏡
    低温恒温器 など
H-2 ウエット研究室
    試料の一次処理、保存を行う区画です。
    冷凍冷蔵庫 2台
    試料処理台
    純水製造装置
    表層連続観測装置本体
    流し台(清水、温水、海水) など
H-3 教室兼学生食堂
    机・椅子 20人分
    32インチ型液晶テレビ
    32インチ型マルチモニター
    液晶プロジェクター
H-4 船内LANシステム
H-5 映像配信装置
H-6 ダイビング用空気圧縮機
H-7 試料保存用冷凍庫 (長船首楼甲板)
H-8 船外通信
H-9 作業艇


船舶番号Official number  140428
最大搭載人員 乗組員 12名, 教員 2名, 学生 18名   合計 32名 (臨時定員 62名)
信号符号 Call sign  7JBU
漁船番号 HS 1-24
燃料油槽容積  71.20m3
船種 汽船・漁船(第3種)
水槽容積  41.60m3
船級  JG
推進装置  電動、全旋回式縦軸推進機 2基 
船質  鋼
所有者  広島大学
長さ(全長)Over all length  40.50m
長さ(垂線間長)Length between perpendiculars  35.50m
幅  (型)Breadth (mid)   8.50m
深さ (型)Depth (mid)   3.70m
国際総トン数Internatoinal gross tonnage  400.00トン
総トン数Gross tonnage  256.00トン
無線装置  250W SSB無線電話装置
 インマルサット-C型 1台, 国際VHF 2台
速力 10.5ノット 船舶電話  衛星船舶電話(090-3022-4347)
航続距離  2,900海里
漁業種類  船尾式トロール漁業
航海日数  10日
交通艇  FRP交通艇 1基 

昭和23年11月 広島青年師範学校実習船として元海軍特務駆潜艇(135排水トン)を大蔵省より所管換(定けい港 福山市)
昭和24年 6月 広島大学水畜産学部実習船豊潮丸(初代)設置(総トン数79トン)(定けい港 福山市)
昭和29年11月 改造により増トン(総トン数102トン)
昭和34年 3月 実習船豊潮丸(二代目)設置(総トン数71.84トン)[下関林兼造船所]
昭和41年12月 二重ベッドの改善のため増トン(総トン数81.05トン)
昭和42年 4月 教育課程の変更により従前の海技免許取得が廃止されたが、
乗船実習、漁業学実習などの航海は、続けて行うこととした。
昭和53年10月 附属練習船豊潮丸(三代目)設置(総トン数320.73トン)国際航海取得[因島内海造船所]
昭和63年11月 広島大学生物生産学部附属練習船基地設置(定けい港 呉市)
平成 6年11月 改造により増トン(総トン数323.88トン)
女子便所・シャワー室設置、国際総トン数取得
国内総トン数323.88トン
国際総トン数374.00トン
平成18年11月 附属練習船豊潮丸(4代目)設置(総トン数256トン)
電気推進 全旋回式縦型推進装置[三井造船株式会社 玉野事業所]


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