備中高松駅の駅名の由来は地元にある城名です。備中高松と言えば豊臣秀吉の備中高松城水攻めが思い浮かぶ方も多いかと思います。香川県の高松駅とは一切無関係です。区別をつけるために「備中高松」としています(もっとも、岡山駅では高松行き列車を「四国高松行き」と案内することがある)。
日本三大稲荷に挙げられる最上稲荷の最寄駅で、最上稲荷への初詣参拝客の輸送対策として、12月31日、1月1日は備中高松駅止まりの地方ローカル線にしては珍しく「終夜臨時列車」が運行されています。なお中国鉄道時代の1911年(明治44年)から1944年(昭和19年)まで、ここから最上稲荷門前の稲荷山駅へ至る稲荷山線(2.4km)が分岐していました。
備中高松駅で岡山方面に折り返す列車も設定されています。岡山県岡山市北区高松にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)吉備線の駅です。
相対式ホーム2面2線を有し、列車交換が可能な地上駅。コンクリート一階建ての駅舎が置かれる。互いのホームは古い跨線橋で連絡しています。なお、この駅は駅舎側が2番のりば、反対側が1番のりばとなっている。1番のりば側には初詣客対応のための臨時出入口が設置されています。
岡山駅が管理し、ジェイアール西日本岡山メンテックが駅業務を受託する業務委託駅です。みどりの窓口は、2007年(平成19年)2月15日から営業開始。ICOCA利用可能駅であり、ICOCAの相互利用対象であるPiTaPa(スルッとKANSAI協議会)も利用可能。
2007年(平成19年)7月に自動改札機が設置されたが、簡易型であるため、降車客の乗車券は駅係員が集札する(窓口営業時間外は改札機出場側の集札箱に乗車券を投入する)。自動券売機設置駅。男女共用の簡易水洗式便所(但し、小便器は非水洗式)を備える。
待合室には椅子が少数設置されています。
備中高松駅プラットホーム
ホーム 路線 方向 行先 備考
1 ■吉備線 上り 岡山方面 ただし当駅始発は2番のりば
2 ■吉備線 下り 総社方面
高松最上稲荷への参道にあるかつて大きさ日本一だった大鳥居へは徒歩約5分。駅のホームからも見ることができます。
1904年(明治37年)11月15日 - 中国鉄道吉備線開業と同時に稲荷駅として設置。
1911年(明治44年)5月1日 - 中国鉄道稲荷山線が開業し、接続駅となる。
1931年(昭和6年)2月9日 - 備中高松駅に改称。
1944年(昭和19年)
1月10日 - 中国鉄道稲荷山線休止。
6月1日 - 中国鉄道の鉄道部門が国有化され、国有鉄道吉備線の駅となる。同時に稲荷山線が正式に廃止される。
1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道の駅となる。
2007年(平成19年)
2月15日 - みどりの窓口営業開始。
7月12日 - ICOCA対応の簡易型自動改札機設置(同年9月1日、ICOCA導入)。
電報略号 カマ←ヒカマ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度- 1,245人/日(降車客含まず)
-2010年-
開業年月日 1904年(明治37年)11月15日
備考 業務委託駅
みどりの窓口 有