トヨモーターの中で最も小型排気量の50CCエンジンであり、自転車の三角フレーム下部に取付ける設計開発された、駆動方式は、ベルトやチェーンではなく、エンジン側のローラーを後輪タイヤに圧着して回転させる摩擦式だった。
こうした仕様は、車両の重心バランスや、エンジンによる衣服の汚れ某氏などを研究して導かれたのだろう。「皆様の快速!!よごれずにキレイに乗れる」「第一種バイクのヒープ」をキャッチコピーに売り出された。
原動機付自転車は1955年4月に法令改正が施行され、2サイクル4サイクル別の撤廃と排気量が拡大し第一種は50CC以下、第二種は125CC以下とする区分が新たに設けられた。
この法令改正に対応したR5型は安価で丈夫、女性にも扱いやすい原動機付自転車一種のバイクモーターとして販売された。