中島駅(なかしまえき)は、広島県広島市安佐北区可部南一丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)可部線の駅である。
可部方面に向かって左側に単式ホーム1面1線を持つ地上駅(停留所)。
可部駅管理の無人駅で駅舎はなく、直接ホームに入る形になっている。入口付近に自動券売機と簡易式自動改札機が設置されている。
小さいながらもホームには待合所があり、風雨をしのぐ事はできる。ホーム上の待合所には、狭いながらも椅子は複数設置されています。
なおトイレは、待合所の隣に独立して設けられている。
ホームはカーブになっており転落防止のために端は赤く彩られています。列車とホームの間が広く開いているところがある。2005年10月から2008年3月14日までは、4両編成の列車の広島側1両が締め切り扱いとなっていたが、同年3月15日以降は七軒茶屋駅および上八木駅が4両編成の列車に対応するためホームの延伸工事を行い、全てのドアが開くようになった。
駅入口からホームまではバリアフリー対策でスロープ化されています。
ICOCAが利用可能。JRの特定都区市内制度における「広島市内」の駅である。
当駅周辺はかつては可部方面から太田川の河岸に向けて直線的に線路が敷かれていたが、当駅休止中に行われた太田川の改修にともなう線路付け替えにより曲線区間となり、カーブ途中に復活した中島駅が設置された。当駅駅前の駐輪場は、かつて可部方面から直線的に伸びていた線路跡の敷地を利用したものと思われる。
南東の芸備線の下深川駅からはわずか1.5kmに位置し、かつては両線の環状化構想もありました。
駅周辺
国道54号
中島駅口バス停留所(広島電鉄・広島交通・中国ジェイアールバス)
可部自動車学校
可部公共職業安定所
広島市立安佐市民病院
広島文教女子大学
広島文教女子大学附属高等学校
広島市立可部南小学校
可部中島郵便局
広島銀行可部支店可部南出張所
JR西日本広島支社可部変電所
1911年(明治44年)6月12日 - 大日本軌道広島支社線(当時)の太田川橋(現在の上八木駅) - 可部駅間の延伸時に中島停留場(なかしまていりゅうじょう)として開業。旅客駅。
1919年(大正8年)3月11日 - 大日本軌道広島支社線が可部軌道へ譲渡され、同社の停留場となる。
1926年(大正15年)5月1日 - 可部軌道が広島電気に合併され、同社の停留場となる。
1931年(昭和6年)7月1日 - 広島電気線が広浜鉄道へ譲渡され、同社の停留場となる。
1936年(昭和11年)9月1日 - 広浜鉄道国有化、国有鉄道可部線所属となる。同時に駅に昇格し安芸中島駅(あきなかしまえき)に改称。
1943年(昭和18年)10月1日 - 営業休止。
1956年(昭和31年)6月1日 - 中島駅(なかしまえき)に改称し営業再開。
1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により西日本旅客鉄道(JR西日本)が継承。
2005年(平成17年)10月1日 - 4両編成の列車の広島側1両でドアカットを開始。
2007年(平成19年)
7月28日 - ICOCA対応簡易型自動改札機設置。
9月1日 - ICカード「ICOCA」の利用が可能となる。
2008年(平成20年)3月15日 - 4両編成の列車のドアカット解消。
2014年(平成26年)8月20日 - 平成26年8月豪雨により広島市で土砂災害が発生。緑井駅 - 可部駅間で8月31日まで運転を見合わせた。
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 B 可部線
キロ程 12.6km(横川起点)
広島から15.6km
電報略号 ナカ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗車人員
-統計年度- 631人/日(降車客含まず)
-2015年-
開業年月日 1911年(明治44年)6月12日
備考 無人駅(自動券売機 有)
広 広島市内駅
* 1936年-1956年は安芸中島駅