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一畑電気鉄道3000系電車

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一畑電気鉄道3000系電車は、一畑電気鉄道(現・一畑電車)が1996年(平成8年)に導入した通勤形電車です。

一畑電気鉄道(現・一畑電車)の車両近代化のため、2100系に続いて導入された車両である。南海電気鉄道21000系を譲受・改造し、1996年12月27日に2連4本の計8両が竣工した。本系列の導入によって、北松江線の近代化が完了しています。
編成は先頭車をそのまま連結したデハ3000形 (Mc) - デハ3010形 (Mc`) となっています。デハ3000形に設置されているパンタグラフは貫通路側のものが撤去されて1基のみとなり、ワンマン運転用として前面窓両側にサイドミラーが取り付けられている。前面・側面ともに行先方向幕がないため、前後の運転台の窓に行先表示板を掲出する。塗装は、2100系と同様にイエローを主体として側窓下がホワイト、側扉・前照灯周りがダークブルーで塗装され、前面窓下には同じくダークブルーで太帯が描かれている。車内はロングシートで、側扉付近に乗車整理券発行器を、運転台後部に運賃表示器と自動両替機付き運賃箱を設置しています。

1997年(平成9年)2月20日に2連4本が北松江線で運転開始し、1998年(平成10年)10月1日からは大社線でも使用されるようになりました。現在では、特急「スーパーライナー」と急行「出雲大社号」を除いた全列車の運用に就いている。但し、連結器や走行装置の違いから2100系・5000系との併結運転ができず、臨時ダイヤ等における4両編成での運転は本系列を2編成併結。

本系列は車齢が50年近くに達しており、一畑電車の車両では最古参となっている。そのため、在籍車両の中では際立って老朽化が著しく、車体や内装の傷みが激しい。このため、2014年度より開始される車両更新により全車が置き換えられることなっています。

 


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