ジャスティ(JUSTY )は、SUBARU(旧・富士重工業)で販売されている小型乗用車である。
初代はBセグメントの車として発売され、台湾大慶汽車では初代をベースに5ドアセミノッチバックセダンに仕立てた「TUTTO(テュット、金美滿)」も生産・発売されていた。その後は海外専売車となり3代にわたって発売されたあと、日本で約21年11ヶ月ぶりの発売(車名復活)となった2代目(海外を含めると通算5代目)はトールワゴンに転換された。なお、初代は自社生産、2代目と3代目の生産はスズキ、4代目以降の生産はダイハツ工業がそれぞれ担当する。
日本国内ではおよそ22年(正確には21年11か月)ぶりとなるフルモデルチェンジを発表(11月21日販売開始)。ただし、先代ジャスティとはコンセプトが全く異なるため車名以外の関連性はない。また、プラットフォームは後述の4代目と同じくトヨタ・ダイハツ・プジョーシトロエングループ・プロドゥアが共同開発したAセグメント用プラットフォームが採用されているため、ダイハツ・ブーン/トヨタ・パッソの事実上の系譜(M#00x系)としての見方もある。
日本国内向け2代目は、同日にトヨタグループのダイハツ工業が発表・発売したコンパクトハイトワゴン「トール」のOEMとなり、同日にトヨタ自動車で販売を開始し、日本国内向け2代目ジャスティ同様にトールのOEMとなるルーミー並びにタンクとは兄弟車(実質的に4兄弟)の関係となる。エンジンは初代同様1.0 L 直3だが、DOHC12バルブ化され、12.5の高圧縮比を実現したダイハツ製のエンジンとなり、自然吸気仕様の1KR-FE型とターボ仕様の1KR-VET型となった。
グレード体系は、「L スマートアシスト」、「G スマートアシスト」、「GS スマートアシスト」、「カスタム R スマートアシスト」、「カスタム RS スマートアシスト」の5グレードを設定しており、トール、ルーミー、タンクに設定されているスマートアシスト II(以下、スマアシ II)非装備グレード(「X」・「G」・「カスタムG」相当)はジャスティでは未設定となり、スマアシ IIは全車標準装備となる。
外観のフロントフェイスはトヨタ自動車向けの姉妹車のデザインをベースにCIエンブレムを変更したものとなっており、標準車にはトールカスタム&ルーミーのデザインが、カスタムにはトール標準車&タンクのデザインがそれぞれ用いられている。また、ボディカラーはカスタム専用の2トーンカラーのうち、「ブライトシルバーメタリック×フレッシュグリーンメタリック」と「ブライトシルバーメタリック×ファインブルーマイカメタリック」の2色はジャスティでは未設定となる。
装備内容は「L スマートアシスト」・「G スマートアシスト」の2WD車を除いてトール・ルーミー・タンクと違いがあり、「L スマートアシスト」・「G スマートアシスト」のAWD車はコンフォートパッケージと寒冷地仕様を、「GS スマートアシスト」はLEDヘッドランプ(ロー/ハイビーム・オートレベリング機能・LEDクリアランスランプ付)とLEDフォグランプ(LEDライナー付)を、カスタムはパノラミックビューモニター&ナビアップグレードパッケージ、イルミネーションパッケージ、コンフォートパッケージの3点(「カスタム R スマートアシスト」のAWD車は寒冷地仕様を追加した4点)が標準装備されており、その分、値段が上乗せされている。また、メーカーオプションの内容を絞り込んでいるスバル方式のオプションパッケージ体系を採用しているため、メーカーオプションの自由度がトール・ルーミー・タンクに比べ制限される。
スバル・ジャスティ(日本向け2代目)
M900F/M910F型
販売期間 2016年11月21日-
乗車定員 5名
ボディタイプ 5ドアトールワゴン
エンジン 1KR-FE型:
996cc 直列3気筒DOHC
1KR-VET型:
996cc 直列3気筒DOHCターボ
駆動方式 前輪駆動
四輪駆動(ターボ車は未設定)
最高出力 1KR-FE型:
51kW (69PS)/6,000rpm
1KR-VET型:
72kW (98PS)/6,000rpm
最大トルク 1KR-FE型:
92N・m (9.4kgf・m)/4,400rpm
1KR-VET型:
140N・m (14.3kgf・m)/2,400-4,000rpm
変速機 CVT
サスペンション 前:マクファーソンストラット式コイルスプリング
後:トーションビーム式コイルスプリング(2WD)
後:トレーリングリンク車軸式コイルスプリング(4WD)
全長 3,700mm(L、G、GS)
3,715mm(カスタムR、カスタムRS)
全幅 1,670mm
全高 1,735mm
ホイールベース 2,490mm
車両重量 1,070-1,130kg
製造事業者 ダイハツ工業
姉妹車 ダイハツ・トール
トヨタ・ルーミー
トヨタ・タンク
ラブライブ!
音ノ木坂学院を舞台に活動するスクールアイドルグループ「μ's(ミューズ)」を主人公としたシリーズ第1作であり、シリーズの人気を確立した作品である。
2010年6月から『電撃G's magazine』誌上で連載が開始され、同年8月にμ’s(当時は「ラブライブ!」名義)のファーストシングル「僕らのLIVE 君とのLIFE」を発売。その最高位はオリコンランキング167位であった。
2011年に鴇田アルミ作画の漫画が『G's』誌上で連載開始となり、翌2012年にはμ’sの声優陣によるファーストライブが開催された。こういったワンマンライブやリリースイベントなど担当声優による精力的な活動を通じて、CDもリリース毎に売上を伸ばしていった[注 1]。
2013年には設定を一新したテレビアニメを放送、翌2014年にテレビアニメ第2期を放送、翌2015年に完結編となる劇場版が公開された。テレビアニメ化後は女性ファンも増え[2]、2015年初冬の5thワンマンライブではさいたまスーパーアリーナのスタジアムモードで2日間に渡って開催して延べ7万人以上の観客を動員するに至った[3][4]他、第66回NHK紅白歌合戦に出場を果たすなど社会的な認知も上がっていった。公野櫻子による小説シリーズ「School idol diary」が刊行されたのもこの時期である。
2015年末のファイナルシングル「MOMENT RING」発売、「最後のワンマンライブ」と発表された2016年4月のワンマンライブ開催以降も、『G's』誌上の連載やアプリゲーム『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル』での新規カード追加、アーケードゲーム『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル ~after school ACTIVITY~』の稼動開始、『スクフェス感謝祭』でのイベント出演など、作品・キャラクター・声優の活動は現在も継続中である。
本作に登場するキャラクターはほとんどが女性であるにも関わらず、女性ファンも多数付いた理由として、アイドル活動を通してぶつかる様々な壁を努力によって乗り越えて絆を深めていく、いわゆる「スポ根」的な青春ドラマの要素が本作にはあり、男女を問わず共感して応援できるコンテンツとして受け入れられたのではないかという点が指摘されている。
本シリーズの作品は実在の地域を舞台にすることが多く、本作でもμ’sが通う音ノ木坂学院が東京都の神保町近辺にあると設定されていることから、周辺の店舗や名所でのコラボレーションが盛んに行なわれた(詳しくは#コラボレーションを参照)。また、主人公・穂乃果の実家のモデルとなった竹むらなど、コラボレーションは行われていないが、実在の店舗や名所がモデルとなったり劇中に登場したりすることもあり、取り分けテレビアニメに登場した際は、エンドクレジットで確かめることができる。
また、「Loveca(ラブカ)」または「Loveca+(ラブカプラス)」というポイント制度が行なわれていたのも、シリーズ中で本作品のみである。このポイントは、商品に封入されるなどされたトレーディングカードに付属しており、集めることで希少な景品と交換できるものであった。カード自体も、『G's』の読者投稿コーナーで採用されなければ獲得できないもの、複数の種類からランダムで封入されたものなどがあり、蒐集品の側面を持っていた。
ストーリー:東京都千代田区にある、ごく普通の女子高校の「音ノ木坂学院(おとのきざかがくいん)」。地域の人々の想い出に育まれた歴史と伝統あるこの学院も時代の流れには勝てず、3年後に迫る学校統廃合の危機に瀕していた。そんな中、9人の生徒が立ち上がる。彼女たちは、自らがアイドルとして活動し、学校の名を世に広め、入学希望者を増やそうと考えたのだ。今、少女たちと、まだ見ぬファンのみんなで叶える物語=スクールアイドルプロジェクトが始まった。