備中呉妹駅(びっちゅうくれせえき)は、旧吉備町の西端、集落の南外れに小田川を背にした所である岡山県倉敷市真備町尾崎井野1365-2にある駅です。矢掛との境でもあり、古くから歴史のある地でもあります。銅鐸も発掘されており、古代から進んだ文化があったことが伺える場所です。
戦国時代には、猿掛城主庄氏によって備中松山城の支配などがあり、後に猿掛城は毛利氏(毛利元清)の居城になるなど戦乱の地でもありました。猿掛城は備中の国の中では松山城につぐ規模であり、旧山陽道に睨みをきかす城でした。標高232mにあり急斜面になっていて、下から攻めるには難しい城でした。井原鉄道井原線の駅。
神辺方面に向かって右側に単式ホーム1面1線のホームを持つ、築堤上の高架駅(停留所)。沿線の駅では比較的低い位置にあります。ホーム下の北西寄りに待合室があるが、自動券売機等は設置されていない。無人駅であり、階段でホームそのものへは直接上がる形になっています。ホームの幅は余り広くありません。
ホーム待合所にはFRP製の椅子が設置されています。パークアンドライド用に、駅前に28台分の駐車場があります。
待合室は和風で木の風合いを生かした椅子やテーブルが設置されています
駅前の駐輪場の屋根には神社風の装飾が施されています。
駅に近い名所としては備中呉妹:(備中呉妹駅から徒歩で30分(約2km)吉備真備公が、晩年故郷の真備町へ戻り、小田川の清流に臨む巨岩の上で琴を弾きながら静かな余生を過ごしたました。毎年、仲秋の名月の夜、公をしのんでここで琴を弾く「弾琴祭」が行なわれます。 穴門山神社:(備中呉妹駅から徒歩で40分(約3km)高山(神山様)と呼ばれ、祭神は吉備穴門武姫命(日本武尊の妃、吉備武彦の娘)であって、農織産業の神として近郷はもとより遠隔地にも崇敬者が多い。
1999年(平成11年)1月11日 - 井原線開業と同時に設置。
電報略号 レセ
駅構造 高架駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1999年(平成11年)1月11日
備考 無人駅