因幡社駅(いなばやしろえき)は鳥取市の南端、鳥取県鳥取市用瀬町宮原にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)因美線の駅です。全国にも珍しい理髪店駅のパイオニア、1970年に駅業務が理髪店に委託されたことで有名な駅です。
赤瓦の木造駅舎です。智頭方面に向かって左側に単式ホーム1面1線を持つ地上駅(停留所)。かつては相対式ホーム2面2線であったが、片側の線路(2番線)は撤去されました。
そのため、現在は駅舎側の1番線ホームのみを智頭方面行きと鳥取方面行きが共用しています。元2番線のホームが撤去されずに残っています。古い便所がホーム上にあります。
駅舎の駅事務室スペースには理髪店が併設され、出札業務が簡易委託(常備券を発券)されており、月曜日が定休日になっています。広めの待合室にはFRP製の椅子が設置されています。駅の管理は鳥取鉄道部が行う。
1923年(大正12年)6月5日 - 因美線用瀬 - 智頭間延伸時に開業。
1928年(昭和3年)3月15日 - 因美南線開業に合わせ、因美線が因美北線に改称され、当駅もその所属となる。
1932年(昭和7年)7月1日 - 鳥取 - 津山間全通に伴い、因美北線が現在の因美線の一部となり、当駅もその所属となる。
1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、西日本旅客鉄道(JR西日本)の駅となる。
電報略号 ヤロ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1923年(大正12年)6月5日
備考 簡易委託駅