嵐山駅(あらしやまえき)は、京都府京都市右京区嵯峨天龍寺造路町にある京福電気鉄道嵐山本線の駅。駅ナンバリングはA13。
駅構造
頭端式ホーム3面3線の地上駅。1番線には降車専用ホームもあり、2番線に到着した電車は、3番線側のホームを降車用のホームとして利用する。3番線は北野線直行電車用として利用する以外は、あまり利用されていない。
1番線と2番線の間にあるホームには嵐山温泉の湯をひいた「駅の足湯」が設けられており、鉄道を利用する・しないに関係なく、利用券(200円・タオルつき。
嵐電1日フリーきっぷ所持者は割引有)を購入すれば利用できる。当駅と同じく駅構内に足湯を持つ九州旅客鉄道(JR九州)久大本線由布院駅「由布院駅あし湯」および阪急電鉄箕面線箕面駅「もみじの足湯」と姉妹提携「足湯三姉妹」を行っている。
駅舎は3階建てで、2階・3階部分が日本初の女性専用ホテル「嵐山レディースホテル」となっていたが、2002年に営業を終了し、土産物屋、漬物屋、飲食店などが入った商業施設「嵐山駅はんなり・ほっこりスクエア」に改装され、2007年10月にはインテリアデザイナー森田恭通のデザインで全面改装された。
2013年3月には再び森田恭通によるデザインで、改札口撤去、ホーム上屋延長、トイレ改修などの全面改装が完成し、駅東口が作られた。また、2013年7月にはプラットホームを中心に「キモノフォレスト」と呼ばれる友禅をLEDで透過させたアクリルポールを約600本林立させ、夜は幻想的な雰囲気となった。駅構内は自由に出入りできるようになりタリーズコーヒーなどのテナントも入居している。
駅周辺:
駅前の道路は渡月橋から続く嵐山のメインストリートであり、天龍寺や嵐山公園が近い。
阪急電鉄嵐山駅へは徒歩約12分、JR嵯峨嵐山駅、嵯峨野観光鉄道トロッコ嵯峨駅はともに徒歩約10分であるが、嵯峨嵐山駅とトロッコ嵯峨駅については隣の嵐電嵯峨駅の方が近い。
バス路線
最寄りのバス停は嵐山天竜寺前(嵐電嵐山駅)である。かつては京都市営バスが「嵐山天竜寺前」、京都バスが「京福嵐山駅前」とバス停名が異なっていたが、2017年3月18日のダイヤ改正時に統一された[5]。なお、土曜日と休日は駅前の長辻通が北行一方通行となるため、一部系統が迂回を行い当停留所を経由しなくなる。1990年頃までの停留所名は市バス、京都バスともに「嵐電前」だった。
第4回近畿の駅百選に選定されている。
九州旅客鉄道由布院駅及びおよび阪急電鉄箕面駅との間で駅の足湯で姉妹提携を結んでいる。
歴史
1929年 - 1944年にかけては愛宕山鉄道が、愛宕山の愛宕神社への参詣路線としてこの駅から発着していた。
1910年(明治43年)3月25日 - 嵐山電車軌道の駅として開業。
1918年(大正7年)4月2日 - 会社合併により京都電燈が経営する嵐山電鉄の駅となる。
1929年(昭和4年)4月12日 - 駅移転。愛宕山鉄道が嵐山 - 清滝間に開業。
1942年(昭和17年)3月2日 - 路線継承により京福電気鉄道の駅となる。
1944年(昭和19年)12月11日 - 愛宕山鉄道廃止。
1974年(昭和49年)10月1日 - 女性専用ホテル「嵐山レディースホテル」を駅に設ける。
2002年(平成14年)
6月15日 - 「嵐山レディースホテル」この日で営業終了。
10月26日 - 駅舎の元レディースホテル部分を中心に改装した商業施設「嵐山駅はんなり・ほっこりスクエア」が開業。
2004年(平成16年)9月18日 - 駅構内に「駅の足湯」開設。
2007年(平成19年)10月 - 全面改装。
2013年(平成25年)3月15日 - 改札口撤去、ホーム上屋延長、トイレ改修などの全面改装
嵐山駅
あらしやま
Arashiyama
◄A12 嵐電嵯峨 (0.3km)
所在地 京都市右京区嵯峨天龍寺造路町
北緯35度0分54.77秒
東経135度40分39.7秒
駅番号 ●A13
所属事業者 京福電気鉄道
所属路線 ■嵐山本線
キロ程 7.2km(四条大宮起点)
駅構造 地上駅
ホーム 頭端式3面3線
乗降人員
-統計年度- 3,392人/日
-2017年-
開業年月日 1910年(明治43年)3月25日