定光寺駅(じょうこうじえき)は、愛知県春日井市玉野町にある、東海旅客鉄道(JR東海)中央本線の駅である。駅番号はCF10。
玉野川(庄内川)の渓谷右岸に立地。川沿いの崖にへばり付くようにつくられた駅であるが、隣の古虎渓駅と同じく、1時間に数本程度電車が停車し、なおかつ車でのアクセスも比較的容易であるので、秘境駅とは必ずしも言えない。
とはいえ、旅館やホテルが軒を並べていることからもわかるようにホームから見る景色は風光明媚であり、名古屋駅から30分程度で行ける秘境気分が満喫できる駅として知られている。
駅の所在地は春日井市であるが、川を挟んだ対岸は瀬戸市であり、駅名の由来となった定光寺は瀬戸市側にある。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する地上駅。
下りホームへは線路下を横断するためトンネルからアクセスする。駅舎はなく、玉野川の崖にへばりつくように設置。
国鉄時代に無人化された後しばらくは簡易委託駅となり駅の入り口脇の売店で近距離乗車券を販売していたが、現在では高蔵寺駅管理の無人駅となっている。自動改札機の設置は無く、TOICAは簡易改札機による対応となっており チャージなどの取り扱いは出来ないので、事前にチャージをしておく必要がある。
のりば
番線 路線 方向 行先
1 CF 中央本線 上り 名古屋方面
名古屋方面のホームは緩く左にカーブしています。
2 下り 多治見・中津川方面
駅周辺
東海自然歩道
定光寺
愛知森林管理事務所定光寺詰所
瀬戸市立掛川小学校
瀬戸市定光寺公園
瀬戸市定光寺町民会館
應夢亭
旧千歳楼
料理旅館三宅亭
セントレジャーゴルフクラブ定光寺
曽野稲荷
妻神社
瀬戸市野外活動センター
瀬戸警察署定光寺駐在所
サンパレア瀬戸
名古屋市愛岐処分場
中小企業大学校瀬戸校
リクシル瀬戸工場
愛岐道路(愛知県道15号名古屋多治見線)
東海環状自動車道せと品野インターチェンジ
JR東海野球部瀬戸総合グラウンド
その他
かつて、多治見駅 - 高蔵寺駅間には14箇所のトンネルがあり(現存は9号が解体され13箇所)、これらの工事では20名以上の犠牲者がでたという。定光寺駅の近くに工事殉職者の慰霊碑がある。
これらのトンネルは、1966年(昭和41年)に愛岐トンネルの完成で複線電化により廃線となったが、2009年(平成21年)2月に「愛岐トンネル群」として近代化産業遺産・続33に認定されている。一般公開の日には当駅が最寄となるため、多数の来場者で混雑する他、快速の一部臨時停車が行われ、派遣された職員が対応に追われる。
1919年(大正8年)5月19日 - 国有鉄道中央本線の多治見駅 - 高蔵寺駅間に玉野信号所(たまのしんごうしょ)開設。
1920年(大正9年)8月15日 - 定光寺仮停車場に昇格、旅客営業開始。
1924年(大正13年)1月1日 - 定光寺駅に昇格、荷物の取り扱いを開始。
1970年(昭和45年)10月19日 - 荷物の取り扱いを廃止。
1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により、東海旅客鉄道(JR東海)の駅となる。
2006年(平成18年)11月25日 - ICカード「TOICA」の利用が可能となる。
定光寺駅
じょうこうじ
Jōkōji
◄CF11 古虎渓 (3.5km)(4.1km) 高蔵寺 CF09►
所在地 愛知県春日井市玉野町
北緯35度16分41.62秒
東経137度4分51.88秒
駅番号 CF 10
所属事業者 東海旅客鉄道(JR東海)
所属路線 CF 中央本線
キロ程 368.8km(東京起点)
28.1km(名古屋起点)
電報略号 テイ
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度- 157人/日(降車客含まず)
-2017年-
開業年月日 1924年(大正13年)1月1日
備考 駅員無配置駅