東部市場前駅(とうぶしじょうまええき)は、大阪府大阪市東住吉区杭全一丁目にある、西日本旅客鉄道(JR西日本)関西本線の駅である。駅番号はJR-Q21。「大和路線」の愛称区間に含まれている。
概要
1909年4月1日から1945年頃まで、当駅の天王寺寄りに百済駅があった。百済駅廃止後、駅周辺住民から新駅設置を望む声が強くなったことを受け、1989年(平成元年)に改めて現在の場所に当駅が設置された。
駅構造
相対式ホーム2面2線を有する高架駅であり、分岐器や絶対信号機がない停留所に分類される。ホームの有効長は6両でホーム屋根は6両分ある。住宅密集地に設置されたため、駅前広場はありません。
高架線が住宅密集地の中を通り抜けており、駅を設置するもスペースが限られたことから開業以来エレベーターやエスカレーターといったバリアフリー設備が無いままであったが今里筋に面したホーム東端に上下線ともエレベーターを設置し、2019年3月9日よりエレベーター専用の東口が供用開始した。なお、旧来の改札口は同日に西口へと改称している(西口は従来通り階段のみ設置)。
天王寺駅が管理している直営駅で、JRの特定都区市内制度における「大阪市内」に属する駅である。ICカード乗車券「ICOCA」が利用することができる。
切符売場にはタッチパネル式の券売機が2台と対話型の指定席券売機が1台設置されています。
改札口に改札機は3台。みどりの窓口は対話型指定席券売機の導入により閉鎖されています。
のりば
のりば 路線 方向 行先 出典
1 Q 大和路線 上り 柏原・王寺・奈良方面
2 下り 天王寺・JR難波・大阪方面
ホームの幅はあまり広くありません。
駅周辺
大阪市中央卸売市場東部市場
日本貨物鉄道(JR貨物)百済貨物ターミナル駅 - 今里筋を挟んで東にある。
杭全交差点
国道25号
今里筋(大阪市道大阪環状線)
日本通運 関西警送支店南大阪警送事業所
関西電力 百済変電所
小山病院
大阪市中部環境事業センター
大阪市立生野南小学校
大阪市立育和小学校
第二すみれ幼稚園
第二育和白鷺学園
フルタ製菓
歴史
1989年(平成元年)11月11日 - 関西本線(大和路線)の平野駅 - 天王寺駅間に新設開業。初めて停車した営業列車の時刻は11時11分という「1づくし」であった。
2003年(平成15年)11月1日 - ICカード「ICOCA」の利用が可能となる。
2009年(平成21年)10月4日 - 大阪環状・大和路線運行管理システム導入。
2015年(平成27年)
3月8日 - みどりの窓口の営業を終了。
3月9日 - みどりの券売機プラスが稼働。
2018年(平成30年)3月17日 - 駅ナンバリングが導入された。
2019年(平成31年)3月9日 - エレベーター及び東口が供用開始。
東部市場前駅
とうぶしじょうまえ
Tōbushijōmae
◄JR-Q22 平野 (1.5km)(2.4km) 天王寺 JR-Q20►
所在地 大阪市東住吉区杭全一丁目10-24
北緯34度38分17.33秒 東経135度32分15.67秒
駅番号 JR-Q21
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 Q 関西本線(大和路線)
キロ程 169.0km(名古屋起点)
加茂から48.1km
電報略号 トイ
駅構造 高架駅
ホーム 2面2線
乗車人員
-統計年度- 7,834人/日(降車客含まず)
-2017年-
開業年月日 1989年(平成元年)11月11日
備考 直営駅
みどりの券売機プラス設置駅
阪 大阪市内駅