ここに、猛毒で皮膚がただれる、びらん性毒ガス「イペリット」が貯蔵されていました。10トン入る大きなタンクがそれぞれの部屋の台座の上に置かれていました。
管を使って工場から直接タンクに毒液が送り込まれていました。イペリットやルイサイトなどの液体毒ガスは腐食を防ぐため、内部に鉛を張り付けたタンクに保管していました。
貯蔵部に足を踏み入れることは出来ませんが近くまで近寄ることはできます。残留毒素の危険がある様子。内部は丸網が腐食。
周辺の網も錆びが進んでいます。タンクは高知県の土佐沖に海洋投棄されたり、船ごと海底へ沈められたりしたとのこと。また、近くには露天された台座もありました。