堀川工機製軌道モータカー
製造番号 2718
型式 WD-H16CRA
機関番号 PE6-1981647
モーターカー(もしくはモータカー)とは、主に鉄道の保守作業に使用される小型の自走する動力付きの鉄道車両の一種である。日本では法規上は車籍のない作業用の「機械」扱いで「鉄道車両」ではない。アメリカでは、人を運ぶ小型のモーターカーをSpeeder(スピーダー)と呼ぶ。
鉄道省の使用開始は1919年ごろでアメリカブダ社製8馬力で甲府保線事務所で使用した。国産車は1924年で車体をタカタモーターカー企業社、加藤製作所、東京瓦斯電気工業、泉自動車製作所、黒板工業所等で製作、ハーレーダビッドソンのガソリン機関を使用した。1930-1931年には純国産化された。加藤製作所では伝達装
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置はフリクションドライブ、動力は焼玉エンジンの使用例がある。鉄道連隊も所有していた
用途
資材運搬、人員輸送、保守、点検に用いられ、資材を積んだ小型貨車(トロッコ)を牽引する場合もある。近年では編成化された小型貨車の先頭の遠隔操縦用の運転台からの操作でプッシュプル運転が可能な車両も存在する。車体は警戒色として黄色系統に塗装されている場合が多いが、東海旅客鉄道(JR東海)の濃淡ブルーや、近畿日本鉄道の薄緑色など、近年では黄色以外の塗装も多くなっている。走行用の動力(原動機)は、古くはガソリンエンジンが主流であったが、現在ではディーゼルエンジンが主流で、空気圧縮機や、作業用にPTO経由で油圧ポンプを駆動するものもある。車両によっては車体中央に自車昇降用油圧式ジャッキを持ち、自車をジャッキアップした後に車体を手動もしくは自動で旋回させてその場で方向転換させることが可能である。
取扱い
日本では法規上の「鉄道車両」ではなく、線路上を自走する保線用機械の一種という扱いである。そのため、運転者の動力車操縦者免許は不要であり、保線係員等の免許不保持者などでも操縦が可能なため、作業にあたり同資格の取得や専門運転者の別途手配の必要がない。ただし、機械扱いであるため、最高速度は45km/hに制限されている上、本線上を走行させる場合は線路閉鎖を前提とする。また、軌道回路に影響を与えないよう車輪は電気的に絶縁構造となっており、軌道回路を用いた列車検知装置や自動踏切等には反応しない(但し、排雪用の機種などで作業の必要上、軌道回路に反応するようにしているものもある。後述)。このため走行に当たっては、線路閉鎖の手続きのみならず、在線状況の確認や分岐器の進路転換の際運転指令所や信号扱所との慎重な打合せを要し、踏切も手動で作動させる等[4]、特別な取扱いが必要である。2019年5月には南海高野線で、保線作業用モーターカーの不具合による踏切事故が発生している。
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貨車移動機と混同されることがあるが、モーターカーは保線作業用動力車であり、貨車移動機は貨車の入換用動力車である。また、貨車移動機は信号等に反応するよう車輪は絶縁車輪ではなく通常の車輪を使用している。共通の基本設計に基づいて製作されたモーターカーと入れ替え用小型機関車も存在するが、仕様は明確に区別されている。
主なメーカーは北陸重機工業や松山重車輌工業、NICHIJO、新潟トランシス(旧富士重工および旧新潟鉄工)などである。
分類
かつては作業用、貨物型、兼用、大型などの分類があり多様なモーターカーが使用されていたが、近年は除雪用と大型以外のモーターカーは軌陸車やカートへ置き換られ減少している。
モーターカーは無車籍の鉄道車両の一つであり、投排雪保守用車など各種保線用機械や試験用車両、貨車移動機で無車籍の鉄道車両は存在する。しかし法規上、これらは車両ではなく「機械」扱いとされている。「モーターカー扱い」という表現が使われることがあるが正しい用語法ではない。
堀川工機株式会社 概要
本社
〒103-0024
東京都中央区日本橋小舟町12番12号
日本橋中屋ビル6F
TEL 03-5962-3125
FAX 03-5962-3129
草加工場 〒340-0002
埼玉県草加市青柳一丁目6番36号
TEL 048-931-2381
FAX 048-931-5936
代表取締役 秋場 弘文
創業 1959年(昭和34年)12月
資本金 1100万円
事業内容
多用途作業車両等の設計、製作、販売
自分で作るリニアモータカー (I・O BOOKS) 神田 民太郎 工学社
会社沿革
1959年
会社設立
地下鉄用軌道モーターカー製作
1962年
東海道新幹線用軌道モーターカー製作
1963年
油圧クレーン付き大型軌道モーターカー開発
3転式、4転式ダンプトロ開発
1969年
電気検測車製作
2004年
軌道油除去車開発
2005年
ベトナム 新線建設用軌道モーターカー製作
モノレール用高速工作車製作
2006年
油圧クレーン付大型バッテリカー開発
2007年
ベネズエラ 新線建設用軌道モーターカー製作
2008年
第3次排ガス規制エンジン搭載軌道モーターカー製作
2009年
東北縦貫線工事車両製作
2010年
大型架線作業車製作
2011年
入替え用バッテリカー製作
2012年
モノレール用作業車製作
作業台付バッテリカー製作
2013年
ISO9001:2008認証取得
自動カント補正機能付構築点検軌道モーターカー開発 自動カント補正機能付構築点検台車開発
2014年 油圧モーター駆動軌道モーターカー製作 リアクションプレート運搬台車製作 クレーン付大型軌道モーターカー製作 大型軌道モーターカー製作 電気作業用軌道モーターカー製作 レール運搬車製作
2015年 小型油圧モーター駆動軌道モーターカー製作 クレーン付大型軌道モーターカー製作 クレーン付小型軌道モーターカー製作 リモートコントロールカー製作
2016年 クレーン付大型軌道モーターカー製作
電気作業用クレーン付小型軌道モーターカー製作
道床清掃車製作
ロングトロリー車製作
ナローゲージ用小型油圧モーター駆動軌道モーターカー製作
2017年 油圧式タワー車製作
第3次排ガス規制エンジン搭載小型軌道モーターカー製作
第3次排ガス規制エンジン搭載軌道モーターカー製作
2018年 ISO9001:2015移行更新
海外向軌道検測・探傷装置付車両製作
海外向クレーン付軌道モーターカー製作
海外向大型作業台付軌道モーターカー製作
大型架線作業用軌道モーターカー製作
大型電気作業用軌道モーターカー製作
2019年 第3次排ガス規制エンジン搭載大型軌道モーターカー製作
第3次排ガス規制エンジン搭載電気作業用小型軌道モーターカー製作
クレーン付軌道小型モーターカー製作
電気作業用小型軌道モーターカー製作
2020年 2月本社移転
F1全史 1991‐1995―巨星墜つ!セナ不在で揺れるグランプリ界 林 信次 三栄書房