航空自衛隊美保基地
美保基地の基地司令は第3輸送航空隊司令が兼務。
美保飛行場(みほひこうじょう)は、鳥取県境港市(敷地の一部は米子市)にある飛行場(空港)である。
防衛省が管理しており、航空自衛隊美保基地(みほきち、JASDF Miho Airbase)の滑走路を民間航空機が利用する共用飛行場である。通称は米子空港(よなごくうこう Yonago Airport)、愛称を米子鬼太郎空港(よなごきたろうくうこう Yonago Kitaro Airport)としている。
滑走路長は2,500mで、一部は中海に突き出すような形で配置されている。着陸帯の幅は300mであり、計器着陸に対応している。 滑走路に面して北側に航空自衛隊の専用エプロンやハンガーなどの施設が立ち並び、滑走路の管理や航空管制などは航空自衛隊が行なっている。そのため、山陰の飛行場において唯一航空管制が行われている。 また、航空自衛隊エプロンの一角や東側の空港エプロン周辺に国土交通省関連の複数の施設が置かれ、2011年には第八管区海上保安本部美保航空基地と称される海上保安庁の航空機を格納する施設や事務所が東側エプロンに増設された。
空港ターミナルビルは航空自衛隊美保基地の東側にあり、国内線・国際線で区画を分けて使用している。ボーディングブリッジは3基を有する。ターミナルビルに接するエプロンには大型ジェット機用2バース、中型ジェット機用1バース、小型ジェット機用1バース、プロペラ機用1バースがある。
航空支援集団隷下部隊
第3輸送航空隊
(航空保安管制群)美保管制隊
航空保安管制群(こうくうほあんかんせいぐん、英称:Air Traffic Control Service Group)は、東京都府中市の府中基地に所在する、航空支援集団の隷下部隊である。
航空保安管制群は、航空管制を任務とする部隊であり、本部を府中基地に置く。司令の階級は1佐。移動管制隊をふくめ18個管制隊及び飛行管理隊、飛行情報隊を隷下に有する。
各管制隊は飛行場ごとに設置される。飛行管理隊は航空機の運航情報を取り扱い、飛行情報隊はノータムなどを取り扱う。
1989年の航空支援集団設置に伴い、現在の名称となった。前身の航空保安管制気象群は1957年の設立である。
(航空気象群)美保気象隊
航空支援集団(こうくうしえんしゅうだん、英称:Air Support Command、略称:ASC)とは、航空自衛隊の活動を支える輸送機部隊、管制部隊などを統括する組織である。司令部は東京都府中市。航空支援集団司令官は、空将をもって充てられ、防衛大臣の指揮監督を受ける。
群本部、中枢気象隊及び気象通信隊を府中基地に、20個気象隊及び3個気象班を全国各地に配置し、気象予報、気象観測及び気象情報の収集、伝達等の各業務を実施する。
気象通信隊が運用する統合気象通信用電算機(JOWCOM)及び陸海空気象部隊が使用する気象通信用端末装置(WECOM)により、空自だけでなく陸上・海上自衛隊の飛行場(航空基地)からも気象情報を収集し、提供を行っている。
JOWCOMは、気象庁COSMETSと連接し、気象庁と気象情報の送受信を行っている。また、独自の気象解析を行うため、統合気象解析予報用電算機(JAFCOM)を中枢気象隊で運用していた。2008年(平成20年)3月より、統合気象通信用電算機(JOWCOM)及び統合気象解析予報用電算機(JAFCOM)を統合したシステム、統合気象システム(JWS‐2)を運用している。
また、航空気象群の業務と連携するため、陸上自衛隊は中央管制気象隊から「気象中枢班」を府中基地に派遣している。
防衛大臣直轄部隊
(航空警務隊)美保地方警務隊
航空警務隊
航空自衛隊警務官がキャンプ・フォスターの米海兵憲兵隊事務所を訪問し、憲兵隊の日常業務を視察した。
航空自衛隊の「航空警務隊」(JASDF Air police Group[20]またはAir Criminal Investigations Group)は、中央に航空警務隊本部が、主要基地に23個の地方警務隊が置かれている。また、地方警務隊から基地及び分屯基地に警務連絡班が派遣されている。警務隊司令は1等空佐、地方警務隊長は2等空佐又は3等空佐をもって充てられる。
陸上自衛隊美保分屯地
美保分屯地(みほぶんとんち)は、鳥取県境港市に所在し、中部方面ヘリコプター隊第3飛行隊等が駐屯する陸上自衛隊米子駐屯地の分屯地である。