紀伊神谷駅(きいかみやえき)は、和歌山県伊都郡高野町大字神谷にある南海電気鉄道高野線の駅。標高473m(橋本駅との高低差は+381m)。駅番号はNK85。
駅構造
駅係員配置駅。島式ホーム1面2線の地上駅で列車交換が可能。ホーム有効長は2扉車4両。山間の険しい地形のところにあるため、ホームが大きくカーブしていることが特徴である。
駅舎は下り線(極楽橋方面の線路)側にあり、ホームとは構内踏切で結ばれている。のりば番号は設定されていない。
自動券売機が設置されておらず乗車券は窓口でも発売していない(定期券のみ事前予約で購入可能)。窓口で乗車駅証明書を受け取り、下車駅で精算するように案内される。かつては自動改札機が、PiTaPa・ICOCAなどのICカードに対応していなかったため、常駐の係員に申し出る必要があったが、2017年頃にICカード対応の自動改札機に置き換えられたためその必要はなくなっている。 構内にトイレがある。
のりば
のりば 路線 方向 行先
1 Nankai koya line symbol.svg 高野線 下り 高野山方面
2 上り 橋本・なんば方面
のりば番号表記はないが、スマートフォン向けアプリ「南海アプリ」では、下りが1番のりば、上りが2番のりばとされている。駅舎側が1番のりばである。
駅周辺
東の丘を越えた先に古来宿場町だった集落があるが、当駅から離れており、駅周辺にはほぼ何も無く自動販売機も設置されていない。このため秘境駅とも言われている。
1871年に起こった日本最後の仇討ちともいわれる高野の仇討ちの現場の最寄り駅である。
京大坂道、槇尾道(新高野街道)が付近を通る。
1928年(昭和3年)6月18日 : 高野山電気鉄道の山側の終着駅である神谷駅として開業。
1929年(昭和4年)2月21日 : 当駅 - 極楽橋間の開業に伴い、終点駅から中間駅となる。
1930年(昭和5年)3月1日 : 紀伊神谷駅に改称。
1947年(昭和22年)3月15日 : 社名変更により、南海電気鉄道の駅となる。
2000年(平成12年)10月 : 駅業務を子会社の南海ビルサービスに委託。
2009年(平成21年)2月6日 : 紀伊清水駅、学文路駅、九度山駅、高野下駅、下古沢駅、上古沢駅、紀伊細川駅、極楽橋駅、高野山駅、紀ノ川橋梁、丹生川橋梁、鋼索線とともに近代化産業遺産(高野山参詣関連遺産)に指定される。
2017年(平成29年)10月22日-2018年(平成30年)3月30日:台風21号の影響により上古沢駅構内で道床流出が発生し、高野下駅 - 極楽橋駅間が運転見合わせとなる。橋本駅 - 高野山駅間でバス代行輸送を実施。
2018年(平成30年)3月31日 - 上古沢駅構内の線路故障の復旧工事が完了し、始発から高野下駅 - 極楽橋駅間の運転を再開。
紀伊神谷駅*
きいかみや
KII-KAMIYA
◄NK84 紀伊細川 (2.4 km)(1.5 km) 極楽橋 NK86►
所在地 和歌山県伊都郡高野町大字西郷字神谷
北緯34度14分34.1秒 東経135度34分16.05秒座標: 北緯34度14分34.1秒 東経135度34分16.05秒
駅番号 NK 85
所属事業者 南海電気鉄道
所属路線 ■高野線
キロ程 63.0km(汐見橋起点)
難波から62.3 km
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線
乗降人員
-統計年度- 10人/日
-2017年-
開業年月日 1928年(昭和3年)6月18日
備考 業務委託駅
*1930年に神谷駅から改称