大杉駅は、大豊町の代表駅です。高知県長岡郡大豊町中村大王にある四国旅客鉄道(JR四国)土讃線の駅。駅番号はD32。
駅名は駅の南方にあり、天然記念物に指定されている杉の大杉'から命名された。(駅から南約1km、タクシーで5分)
特急「南風」、「しまんと」の半数が停車する主要駅です。編成の長い特急列車はドアカットが行われます。
杉の大スギは、高知県長岡郡大豊町杉の八坂神社境内に生育しているスギの巨木です。推定の樹齢は3000年以上といわれ、1924年には国の天然記念物、1952年には国の特別天然記念物に指定されました。根元で「北大スギ」と「南大スギ」の2本の株に分かれており、神社にみられる木としては、日本最大のものとされ、古来から信仰の対象となっていました。大豊町(旧大杉村)出身の軍人「マレーの虎」山下奉文は、この木に因んで「巨杉」(きょさん)という雅号を使用していた。
著名人の参拝記録が多く、幕末には山内容堂や坂本龍馬、第2次世界大戦後には美空ひばりなどがこの木を訪れています。特にひばりとこのスギにまつわる逸話は名高く、その縁によって遺影碑と歌碑が彼女の没後に建立されました。
ホームは島式1面2線である。下り列車(高知方面行き)のみ追い越し可能な構造となっている。三角形を二つ合わせたユニークな形状の駅舎は夫婦杉をイメージしています。地上木造駅舎です。業務委託駅。わたしの旅スタンプが設置されている。隣には国鉄時代からと思われる詰所のような施設があります。
杉材を使用した名物駅舎があったが、2004年1月2日に焼失したため、大豊町立大杉中学校の生徒たちが駅舎の再建に関わって、2005年3月12日に大豊町つどいの広場「とまレール大杉」として再建併設されました。地元の杉材を利用しており「第4回高知県木の文化賞」を受賞しました。
駅前には高知県交通の「大杉駅」停留所があります。
のりば
1 ■土讃線 (上り) 大歩危・阿波池田・岡山・高松方面
2 ■土讃線 (下り) 土佐山田・後免・高知・中村方面
ホームには上屋はありませんが、中央に待合室が設置されています。
ホームへは構内踏切で連絡します。
構内には錆びた留置線と廃ホームがあります。
1932年(昭和7年)12月20日 - 開業。
1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化によりJR四国の駅となる。
年月日不明 - 窓口業務を業務委託化。
2004年(平成16年)
1月2日 - 駅舎焼失。
1月 - プレハブ仮駅舎で営業。
12月1日 - 新駅舎起工。
2005年(平成17年)
3月12日 - 新駅舎落成。
4月1日 - 窓口業務を簡易委託化。
電報略号 オキ←ヲキ
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線
開業年月日 1932年(昭和7年)12月20日
備考 業務委託駅