宿院停留場(しゅくいんていりゅうじょう)は、大阪府堺市堺区にある阪堺電気軌道阪堺線の停留場。駅番号はHN23。
フェニックス通り(国道26号)との交差点に位置している。駅名の由来は、駅南東にある「宿院頓宮」から。
大道筋中央部に立地し、単式ののりばが宿院交差点を挟んで互い違いに配置されている。浜寺駅前方面のりばが宿院町東1丁に、恵美須町方面のりばが大町東1丁に位置する。
かつては宿院交差点南西側に定期券発売所があり、堺市における阪堺線の基幹駅であったが、現在は他の堺市内の駅と同格の扱いになっている。
2015年(平成27年)内に停留場の改修として、のりばの移設(浜寺駅前方面のりばを大町から宿院町へ、恵美須町方面のりばを宿院町から大町へ移設)、停留場拡幅、大浜線で結ばれていた大浜公園の「潮湯」の建物デザインを模した屋根の採用などが実施された。
1911年(明治44年)に恵美須町 - 市ノ町(現在の大小路)間が開業した阪堺線が、少林寺橋(現在の御陵前)まで延伸された1912年(明治45年)に当駅が開業した。同年、当駅から分岐して大浜海岸(現在の大浜公園付近)までの大浜線が開業した。しかし、大浜線は1945年(昭和20年)の堺大空襲で不通となり、1949年(昭和24年)に休止されている。
周辺
行事
毎年7月31日・8月1日に宿院頓宮で夏祭りが行われている。7月31日には大鳥大社から、8月1日には住吉大社から神輿の渡御が行われる。
毎年9月第1土曜・日曜日に開口神社で八朔祭が行われている。八朔祭ではふとん太鼓という大型御輿が4台、宮入する(ふとん太鼓は1 - 2.5㌧ある))。
公共施設
さかい利晶の杜
千利休茶の湯館
茶の湯体験施設
与謝野晶子記念館
堺保健センター
伊予銀行堺支店
大阪信用金庫宿院支店
その他
千利休屋敷跡
与謝野晶子生家跡・歌碑
顕本寺
祥雲寺
宿院頓宮
開口神社
堺山之口商店街(晶子のうた通り)
美々卯堺店 - 美々卯発祥の地
フェニックス通り(日本の道100選)
バス
南海バス(宿院停留所)
<交差点西側・東行>
131 三国ヶ丘駅前(南側)、中もず駅前、西小学校前経由 北野田駅前行き
132 三国ヶ丘駅前(南側)、中もず駅前、福町経由 北野田駅前行き
132C 三国ヶ丘駅前(南側)、中もず駅前経由 下出口止め(福町の1つ手前が終点)
33 中もず駅前経由 初芝駅前行き
35 三国ヶ丘駅前(北側)、労災病院前、地下鉄新金岡駅前経由 阪和堺市駅前行き
36 三国ヶ丘駅前(北側)、労災病院前経由 地下鉄新金岡駅前行き
35V、36Vは近畿中央胸部疾患センター前も経由
<交差点西側・西行>
23 堺駅前行き
その他 堺駅南口行き
<交差点南側・南行き>
21 御陵前、栄泰橋経由 堺東駅前方面(南循環線右回り)
隣の停留場
阪堺電気軌道
■阪堺線
大小路停留場 (HN22) - 宿院停留場 (HN23) - 寺地町停留場 (HN24)
1912年(明治45年)
3月5日 阪堺電気軌道により開業。
4月1日 大浜線(当駅 - 水族館前間)が開業。
1915年(大正4年)6月21日 阪堺電気軌道が南海鉄道に合併。
1944年(昭和19年)6月1日 会社合併により近畿日本鉄道の駅となる。
1947年(昭和22年)6月1日 路線譲渡により南海電気鉄道の駅となる。
1949年(昭和24年)3月3日 戦災で不通になっていた大浜線が休止。
1980年(昭和55年)
大浜線が正式廃止。
12月1日 路線譲渡により阪堺電気軌道の駅となる。
2016年(平成28年)1月31日 停留場の移設等が行われ、大浜公園の「潮湯」の建物デザインを模した屋根も設置された。
宿院停留場
しゅくいん
SHUKUIN
◄HN22 大小路 (0.4 km)(0.4 km) 寺地町 HN24►
所在地 堺市堺区大町西1丁
北緯34度34分34.70秒 東経135度28分18.71秒座標: 北緯34度34分34.70秒 東経135度28分18.71秒
駅番号 HN23
所属事業者 阪堺電気軌道
所属路線 ■阪堺線
キロ程 9.4km(恵美須町起点)
天王寺駅前から9.2 km
駅構造 地上駅
ホーム 相対式 2面2線
開業年月日 1912年(明治45年)3月5日