大行司駅(だいぎょうじえき)は、福岡県朝倉郡東峰村大字宝珠山にある、九州旅客鉄道(JR九州)日田彦山線の駅である。
東峰村役場宝珠山庁舎(議会設置庁舎、旧宝珠山村役場)の最寄り駅であり、旧村名を駅名とする宝珠山駅よりも役場に近い位置にある。
駅前の小道を150mほど西に進んだ場所に国道211号が通っている。同国道はこの交差点付近でカーブし、駅より南側では日田彦山線と並行し、北側では日田彦山線と分かれて北西へ通っている。
この国道沿いに東峰村宝珠山地区の中心集落が形成されている。
相対式ホーム2面2線を有する地上駅である。彦山駅 - 夜明駅間で、列車交換が可能な唯一の駅となっている。自動改札はなく、SUGOCAの利用はできません。
ホームは築堤上にあり、駅舎からホームまで77段の階段を上り下りすることになる。ホームからは集落を一望できる。両ホームは構内踏切で結ばれています。
駅舎は古い木造で、2001年12月までは簡易委託駅であったが、現在は無人駅になっている。平成21年に改築改修により瓦が葺き替えられるとともに、白く塗られていた外壁はシックに塗り替えられましたが、国鉄時代からと思われる広告看板はその姿をそのままです。
駅舎には駅喫茶「匙加減」がある。駅喫茶 匙加減は昭和初期のレトロな雰囲気漂う駅喫茶で、東峰村の食材を活かしたおまかせの食事「よしこ飯」がおススメとのこと。
のりば
1 ■日田彦山線(上り) 田川後藤寺・小倉方面
2 ■日田彦山線(下り) 日田方面
俳優 高倉健さんの父親が宝珠山村の宝珠山炭鉱で働いていたことから、高倉健さんも幼少の頃に駅を利用していました。
大行司駅から筑前岩屋駅の間には、3つのめがね橋があり奈良尾のめがね橋は、テレビ番組で「日本一美しい鉄道橋」として紹介されました。
1946年(昭和21年)9月20日 - 彦山線宝珠山 - 大行司間延伸に伴い終着駅として開業。
1960年(昭和35年)4月1日 - 彦山線の日田線との区間統合により日田彦山線の所属となる。
1980年(昭和55年)10月1日 - 日田彦山線急行列車の快速格下げにより下り快速「日田」以外の全列車が停車。これに伴い当駅から本州直通列車「あきよし」で山口県美祢市や長門市、萩市、それに島根県益田市へ乗り換え無しで行けるようになった。
1985年(昭和60年)3月14日 -「あきよし」廃止。「日田」の停車駅見直しにより日田彦山線を走行する全列車が停車するようになった。
1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により九州旅客鉄道に承継。
電報略号 タイ←ダイ
駅構造 地上駅(盛土上)
ホーム 2面2線
開業年月日 1946年(昭和21年)9月20日
備考 無人駅